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童話は読むのが楽しいのか、聞くのが楽しいのか

私と童話

子供の頃、図書館にある本を片っ端から読んでいた時期がありました。

最初は、小学校の図書館で、そのうち一人でバスに乗れるような年齢になると、市営図書館に行くようになりました。

グリム童話とか日本昔話の類も読んでいたと思いますが、どちらかと言えば、海底二万マイルとか、ケストナー少年文庫とか、リンドグレーンのピッピシリーズとか海外の少年少女向け小説を読んでいたように思います。

家には少年少女世界の文学が5巻ほどあり、それをすり切れるほど読んでいた思い出はありますが、親に読んでもらった記憶はありません。

童話は聞くものというより、読むものというのが私と童話の関係でした。

童話の読み聞かせと言えば

でも、多くの人にとっては、童話は読んでもらうものだったり、誰かが読むのを聞くものだったりするのでないでしょうか。

そのイメージを定着させたのは、テレビの「まんが日本むかし話」の市原悦子さんとか常田富士男さんではないかと思います。

なんでこんな話をしているかというと、最近、勤めている会社で童話の読み聞かせサイトを作ったからです。

童話作家ではなく、童話家を自ら名乗り、読み聞かせの実演をして歩いた出村孝雄さんの音源をもとに絵や音を付け直したものです。

童話の読みかせサイト

今、世の中はウイルスという見えない恐怖に脅かされています。家に留まらないといけないストレスや先の見えない不安。子どもの存在が支えだったはずが、見えない恐怖にイライラしてしまい、子どもにあたってしまうこともあるかもしれない。また子どもを置いて社会を動かさねばならない医療従事者の方々の心情も、計り知れないものがあります。
なんとか、子どもと過ごす時間を明るいものにすることはできないだろうか。子どもの笑顔を引き出せないだろうか。このサイトは、童話の読み聞かせによって、子どもの好奇心や想像力を刺激し、笑い声や笑顔を増やしていきたいという願いを込めてつくりました。子どもの笑顔がまわりまわって子どもに関わる全ての人の心の余裕や幸せに繋がってほしい。そんな出村孝雄の想いを今だからこそ復活させて、たくさんの人に届けたいと願っています。

どの動画がこちら。

他にもYoutubeチャンネルにアップしています。

まだ作品はあるので、これから展開していく予定ですが、今は3話だけアップしてあります。

この出村さんの話を聞いて思うのは、読み手によって童話の世界は違ったものになるということ。

無声映画が弁士によって違うものになったり、紙芝居屋さんに上手下手があったように、童話の読み聞かせも、語り部によって違う世界を与えてくれます。

一度見ていただきたい作品です。



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