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令和は昭和を上書きするのだろうか

このところ昭和が気になっているという話をぽつりぽつりと書いているわけです。

それは、どうも、いろんなことが変わってしまったはずなのに、昭和の社会構造や、社会認識の大前提のまま令和に「美徳」や「慣行」を説こうとする高齢者の動きが気になっているからかもしれない。
働き方改革でもLGBTでも、今キーワードとなっていることは、昭和の常識では語れない事ばかりなのに、昭和対令和といった対立軸が持ち込まれている様な気がするのだ。

去年の秋に、こんなことを書いていたらば、まさに、そんな話でオリンピック組織委員会が大揺れに揺れて、橋本聖子さんが会長に就任した。

でも、今必要なのは、そんな細かなアップデートではなく、全く新しい価値観を今ある物を全て押し込めてでもとりいれる「上書き」なんじゃないだろうか。

直すのではなく、変えるという姿勢で臨まないとダメなところまで来ている気がしている。

老害もあれば、還暦でビキニもある。

そして、本当に世紀が変わり、20世紀が前世紀となる中で、20世紀を全盛期として生きた昭和のお父さんたちは、モーレツ社員時代の価値観が抜けず、社会のぬるさにだんだんイライラしてきて、押さえが効かない暴走老人と化しているのではないだろうか。

男性がアップデートとかぬるいことを言っている間に、女性たちは上書きしているような気がします。

そして、昭和を考えるために本を読んでいたらば、その作者が今年に入って亡くなったわけです。

株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、中部嘉人社長)は、1月12日に亡くなられた作家、昭和史研究家であり、文藝春秋OBでもある半藤一利氏の追悼ムック『半藤一利の昭和史』を2月17日に刊行します。また、半藤氏による最期の著作となる随筆集『歴史探偵 忘れ残りの記』(文春新書)を2月19日に発売します。それらに先立ち、2月10日発売の月刊誌「文藝春秋」では、著書刊行にあたり半藤氏が著した絶筆原稿の写真を掲載します。

このムックも読まなきゃ。

まだまだ考えていきたいと思います。

サポートの意味や意図がまだわかってない感じがありますが、サポートしていただくと、きっと、また次を頑張るだろうと思います。