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漫才論| ²³読むだけで漫才がうまくなる漫才台本

いくら練習しても,漫才が全然うまくならない人がいます。台本通り完璧に演じているのに,うまくなりません。原因は,台本には書いていない部分にあると思います

いわゆる"絶対漫才感"がある人は,台本には書いていない「相槌」を勝手にというか自然に付け加えて演じています。しかし,"絶対漫才感"がない人にはその感覚がないので,台本に書いてあるとおりに演じるしかありません。「相槌というのは自然に付け加えるものだ」と言われても,その感覚がないわけですから,どうやればいいのかよく分からないと思います。細かい相槌は普通台本には書いていないので,いくら台本を読み込んでも,そこから学ぶこともできません

そこで,漫才の「相槌」と「掛け合い」の感覚を養うための細かい相槌が書いてある漫才台本を書いてみました(「GW(ジーダブリュー)」というネタの標準語Ver.と関西弁和牛Ver.)一人で読んでもいいですし,二人で読み合わせてみるとなおいいです。「漫才の掛け合いってこういう感覚なのか」と感じていただけるのではないかと思います


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あらゆるオチを誰よりも先に小噺化するプロジェクト『令和醒睡笑』過去の創作小噺を何回も何回も回すと"古典小噺"になる・・・はず・・・【小噺はフリー台本】