見出し画像

君はエーヴイを観ない

雑多になり気味な投稿を一度整理しよう!と先月にメインの長編動画をアップし直した。というのも、たまに勉強のため他の女優さんやクリエイターさんのページをちらっと覗きに行ったりするのだけれど、その時に人気の方の投稿のサムネイルがどれもこだわってつくりこまれていて、「これは見たくなる!!」と気づいたからだ。サムネイルにこだわるなんてアダルト系に限らず動画を作っている人なら当然すぎることなのだけれど、中身に集中しすぎていてしばらくの間、客観視をサボっていた私には新しい気づきだった。

整理作業は大変ではあったけれど、楽しかった。A型である私にとって整理整頓は苦ではなくむしろ勝手に手が動く。そしてサムネイルづくりもどのシーンがいちばん自分のお気に入りかな、見ている人の心を掴めるかな、どんなフォントとレイアウトにしたら雰囲気が伝わるかな、こういうワードを入れると目に止まりやすいかな、など試行錯誤するのが楽しかった。中身の動画だけでなく、顔となるサムネイルも私の大事な作品となって自信も増えた。ちなみに、そのうちこのブログも雑多になり整理整頓するときがくるかもしれないとも思う。

そのおかげもあってか、新しく見てくれる人が増えた気がした。どちらかと言うと、たっくさんの人に見てもらいたい!というよりかは、気に入ってくれる人により!もっと!楽しんでもらえるように、癒しと元気を差し上げられるようにと思いファンクラブを運営しているが、まだ見ぬ気に入ってくれる人がまだたくさんいるのかもしれないんだ…!と思うと今まであまり力を入れてこなかった広報活動のようなものも少ししてみたくなった。SNSは疎いので他の人のものをあまり見ていないけれど、よくあんなにたくさん頻繁に更新できるなぁと思いつい辟易してしまいがちだ。ひとつのものをじっくりやりたいタイプの私にできるだろうか、そして広報活動ということで、たくさんの人に見てもらうわけだからそういう意図でなくても無意識にたくさんの人に気に入られようとして自分らしさや方向性がズレてしまわないか、、と心配な面もあるけれど、やはりやってみないことにはわからないのでどんどんチャレンジしていこう、もちろんマイペースで。もしかすると、敢えて自分らしくないことをやってみることで何か気づきやアイデアが生まれるかもしれない。

私は他の人の活動を見るのが苦手だ。プライベートでもファンクラブに関するものでもSNSをあんまりしない理由がこれなのかもしれない。プライベートに関してはあまり他人の言動や思い出に関心がなく、それだったら自分のことを考えている方が楽しいからだと思う。ファンクラブに関することだと、たくさんの自分と同じような活動をしている方はたくさんいるけれど、参考にちらっと覗く程度で、じーっと研究したりはしたことがない。たぶんだけれど自信をなくしてしまうから、というのもあると思う。比べる必要はないとわかっているつもりだから比べている意識はないけれど、自分との違い、例えば更新頻度から作品の長さ、文章の言葉選び、ビジュアルのテイストなどなど、、。やる気を削る要因になるとなんとなく自分でわかっているから漠然と見たりはしないのだと思う。それでもちらっと覗くときというのは特定の何か知りたいこと、参考にしたいことがあるときだけだ。(今回のように、あれっ、そういえば自分の動画ってサムネイルどうやって見えているんだろう??と疑問を持ったときのように。)

「見ない」繋がりで言うと、私はもともと好んでAVを見たりはしない。よくどんなAVを見ますかなどというメッセージもいただくけれど、本当に見ないので見ないとお答えしたいところだけれど、おそらくこんなやつあんなやつと答えた方が夢を壊さずに済むのかな、、なんて。
では、どんなもので興奮するか。視覚に限って言うと鏡である。なんと合理的?効率の良い?方法だと思われるかもしれないが、私が興奮できるものは私自身なのだ。というとナルシスト!とも思われるかもしれないが(人によってはなんてえっちな!最高!とも捉えてくださるかもしれないが)、私がいちばん興奮できるものはなるべく私に近いものだからだ。私はSNSで他人の活動を見ているよりも自分自身や自分に近い人やものについて考えている方が幸福度が高いのとちょっと近いものがある。外見でも内面でもコンプレックスはたくさんあるけれど、いわゆる自己肯定感というものは標準、または高い方なのかもしれない、しっかりと愛情を注いで育ててくれた両親、家族には感謝している。話は戻るが、自分と関係ない世界というものはリアルを感じられなくて、できないこともないけれど興奮するのが少し難しい、そんなイメージ。もうひとつ言うと、本当に幸運なことに自分の体型は自分好みである。たまたまなのか、それとも、自分のことが好きになるようにプログラムされたおめでたい脳なのか、それは本当に確かめようがないけれど、確かに言えることはラッキーだということ。私がひとりでし始めるのはたいてい鏡の前なのだ。ちなみに視覚以外だとなんとなく自分で触ってみたとき、または彼氏とした次の日などは記憶が鮮明なので思い出して頭の中で考えただけで、というのがいつものパターンだ。

では、自分や自分と関係のないもので興奮することがまったくのゼロなのかというとそうでもない。自分の姿よりは度合いは低いが、ちらっと目に入った数秒間のAVでも好みであれば興奮はできる。でも、女性の身体限定で。男性のを見て興奮しますかという質問もよくされるが、これまた申し訳なく正直に答えてしまうのがためらわれてしまう質問だ。自分でもなぜだかわからないが、恋愛対象に女性は入り得ないのに、男性の身体や男性器についてはただの体の一部であり全くと言ってもいいほど興奮はしない(好きな人についてはやはり例外だけれど)。対して、ひとりでするきっかけとなるいわゆるおかずになるのは女性の身体だけなのである。(もちろんそれよりも自分自身の方が優先度が高く、度合いも強い。)具体的にはどんなのが好みかなども詳細に書くことでファンの方とはより共感し合えて楽しそうだなと思う反面、書きたいことがありすぎて時間がかかりそうなのでこれはまたの機会にということに。

ということで、私はAVを見ない。目に入ることはあっても自分の意思で好んで見たりはしない、目に入ったものがたまたま自分好みだったら興奮する。興奮の優先順位は、
自分自身>自分の触覚や思い出>映像の女性>>>>>彼氏の男性器
というような順番だ。大好きな相手である彼のものですらこんなに度合いが低いほど男性の性的なものやことにあまり魅力を感じず、こんなに女性の性的なものやことに興奮するのだと改めて実感した。だからこそ自分の動画の中での見せ方などに喜んでもらえたり、共感してくださる男性の方がたくさんいらっしゃるのかもしれない。自分自身が男性目線を持っているから、自分とファンの皆さんは《女性ー男性》という意識と、《男性ー男性》という意識とがあるからなんだか良い関係、距離感でいられている気もする。(もちろんファンの皆さんお一人おひとりのお人柄の良さ、あたたかさこそが良い関係でいられる、ダントツで一番の理由!)

となると私がつくっている動画は、主に、私自身が行っている行為の様子を映した映像であるけれど、でもそれだけではないことがだんだんとおわかりいただけるかもしれない。それ以外のもうひとつというのは、私が、もしこういうAVがあったらいいな、こういう女の子がいたら、こういう状況があったら興奮するだろうなという私の中の男性目線の夢の世界を映像にしてみた、といった具合のものだ。
PHに載せるためにつくった「洗濯機動画」は、実を言うと私自身というよりは後者である私の頭の中にあった構想を形にしたタイプのものである。PHのユーザーは主に欧米などの海外の方が多いと聞いたことがあって、海外モノを見てみると日本とはまた別世界のように良い意味で荒々しいものだったり(暴力的と言う意味ではない)、作品の重要度において、出演している女優さんのヴィジュアルは日本のものほど高くなく、どちらかと言うとシチュエーションや、思い切りの良さ!インパクト!みたいなものが重要視されているように思えた。日本のものからしたら、なんだそれ!というようなものも多いように思えて(私の勉強不足のせいもあるのかもしれないけれど。)、その評価も高い気がした。だから洗濯機動画については、インパクト狙いで撮影したものであり、実際に私自身、莉子自身がやろうとしたこと、やっていたことなく、私の想像の世界を形にしてみたものであるのだ。(ちなみに私自身はそのような派手さはあまりなく、どちらかというと基本的にはシンプルなことしかしないことが多い。)

と、ここまで言ってしまうと、ファンの方の夢を壊してしまい、冷めさせてしまうかも…というのも百も承知だけれど、ここでは私の頭の中を曝け出す場所だと決めているし、そういうところも含めた私の世界観を気に入ってくださる方も本当にありがたいことに多くいると日々実感させていただいているので、勇気を出して皆さまのあたたかさに甘えてみようと思い、言ってみれば書く必要もないことも思い切って書いてみた。目に見えないマインド、目に見えるフィジカル、どちらにせよ私自身から生み出されているものであることには変わりないため、それを気に入ってくださる方がおひとりでもいるのなら本当に嬉しいことだし、あたたかいお言葉をいただける限りはこれからも発信していきたいと思える。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?