ターボばあちゃんに出会った話
どうも、藤沢です。
駅のホームを歩いていた時の話です。
目の前にババアが歩いていたんですが、僕のペース的には遅かったので抜かそうと思いました。
しかしそのババア、地味に早いんです。
普通のババアなら走力で勝てるんですが、このババアはほかのババアとは何かが違いました。
例えるなら「何か」を極めたババア
その「何か」が分かればこんなババアは屁でもないんですが、それが分からない。
しかしそれでは埒が明かないので僕は加速しました。
しかし何故でしょうか、ババアも加速し始めました。
「僕の速さに連動している…??」
そう考えましたが、そんなAI的ババアは存在しません。
こうなったらマリカーで鍛えた知恵を振り絞ります。
前の車を抜かすには
①アイテムを使う
②単純な走力
③スリップストリーム
になるんですが、①②は無理なので③で戦います。
スリップストリームとは、簡単に言えば
ババアの背後をとって空気抵抗を減らすことにより、その勢いそのまま抜かすことを意味します。
こんなことはしたことがありません。
しかしこのババアを抜かすにはこれしかありません。
僕は速度そのまま、ババアの背後につきます。
するとみるみる体が軽くなってきました。
「これだ…!!!」
その軽さを利用し、ババアを追い抜かすことに成功しました!!
強力なババアでしたが、僕の方が1枚上手でした。
しかしなぜこんなに速かったんだろう?
この疑問はすぐに晴れました。
電車が来てました。
電車の止まる音で速くなることを極めたババアでした。
ババアは電車に向かい、一心不乱に走っていたのでした。
とうとうターボばあちゃんに出会ったのかと思ったけどただの勘違いでした。
ごめんなさいおばあちゃん。
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