大麻をしている友達

どうも、藤沢です。

僕は中学校から仲のいい友達がいます。

彼はアメリカから14の時に日本に来ました。

そこから彼とバスケットボール部のチームメイトという形で出会い、そして20歳になるまでずっと仲のいい友達でした。

僕はバスケを引退しましたが、彼はバスケでプロになるという夢がありました。

その夢に向かい努力をし続けていました。
高校では弱小高校ではありましたが、チームを引っ張るエースのような存在になっていました。

中学校の時はいつもベンチに座り、試合なんかに起用されるような人間ではなかった我々は、チームの中でも「弱い二人」としてしか認識されていなかったんです。

それでも彼は努力し、エースという肩書を手に入れていました。

なので僕は彼とは友達という関係であり、尊敬している人間でもありました。

そして彼は高校を卒業し、故郷であるアメリカで、本場のバスケに触れます。

1年間金のない中、死ぬ物狂いで努力をしたそうです。

その努力が実り、アメリカバスケのチームに招待されたそうです。

天才なんだと僕は思っていました。

しかし、そこから彼の人生は急降下していきます。

金銭的な問題で、アメリカにいることが厳しくなってしまったようです。

元々奨学金という形でアメリカの大学に行っていたそうなんですが、違う大学のクラブに行ってしまうと、奨学金が出ないということを知らなかったそうです。

日本に帰らざるを得なくなりました。

帰ってきた彼は、落ちぶれました。

バスケという彼のアイデンティティはなくなり、大麻を吸わないと寝れなくなってしまったそうだ。

友達として彼を救うことにする。

落ちていく彼を見るのは嫌だ。

なぜなら僕は彼を一度、天才だと思ったから。

彼を否定すると、自分も否定することになる。

彼が大麻を手放した時、初めて

日本におかえり

と言ってやりたい。


そう考えた日






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