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第48話 マイナーなパーク"本在寺公園"から絶景を眺めてみた

なぜ歳を取るときれいな景色に惹かれるのだろうか。昔、隅田川の花火大会をテレビで見ていて、祖母が「きれいねえ」と言っていた。私は「いや、ブラウン管の映像だし。細かく見たらドットの集合だし」って思っていた。でもいまなら「キレイだね、キレイだね」と小野正利のように歌うだろう。

近所にある本在寺公園は今まで名前すら聴いたことがなかったし、もちろん行ったこともなかった。昔住んでいた家の近くにあった代々木公園と比べると広さだけで勝負したらはっきり言って雑魚である。雑な魚。(※雑魚は、商品価値の低い魚、特に小魚の総称。転じて大した人物でない人をこのように呼ぶらしい)

でも本在寺公園は、その眺めを体感せずして藤沢を語れないというくらい素晴らしい眺望を楽しむことができる。

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富士山も伊豆半島も藤沢駅も藤沢市役所だって見える。藤ヶ丘中学校が見えることのメリットは卒業生でないと享受できないが。

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はっきり言って、眺める以外に楽しむ方法がない公園なのだが、眺めるということの喜びを教えてくれる場所。この角度からの富士山と夕焼けを眺めたとき、藤沢に移住してよかったと思えた。

おまる

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