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Classic evopro その①

前回よりだいぶ時間が経ってしまいました💦
すでにプレスリリースやSNSでも告知をしておりますが、新製品&展示会の準備でバタバタとしておりました。

今回GAGGIAの代名詞、象徴とも言えるマシン、
「classic」の新製品がそれになります。
色々と特徴を説明していきたいのですが、その前にまず初心者の方にもわかる説明からしていきたいと思います。

まず、エスプレッソマシンには大きく分けて、
フルオートとセミオートの2種類に分かれるのですが、classicはセミオートタイプになります。

セミオートとは別の専用グラインダーで豆を挽き、自分で粉を詰め、タンピングをし、抽出をする(抽出ボタンを押す)タイプです。
フルオートとはその逆の立ち位置にいて、ボタンを押すだけで一定量の粉を挽き、自動でタンピングをし、決まった量で止まるタイプになります。

ではフルオートの逆なら「マニュアル」じゃないのか、そう思うかも知れません。
なぜ「セミオート」と呼ぶか、
それは抽出ボタンを押せばマシンが一定の「圧力」を「自動」で加えてくれるからです。
エスプレッソは圧力をかけて抽出する、というのは聞いた事があると思いますが、元々はバリスタがレバー上げ下げして圧力を加えていたのです。

多くの人はフルオートを使用して気軽にコーヒーを楽しんでいると思いますが、エスプレッソが好きになる程、より美味しいコーヒーを求める人ほど、セミオートに惹かれていきます。

それはエスプレッソが繊細な飲み物であるからに他なりません。
豆を弾くグラインダーは刃物なので当然経年劣化していきます。
またコーヒー豆はいわゆる農作物なので同じものは2つとなく、産地や焙煎度によっても特徴は大きく変わります。
またタンピングの強さでも味が変わります。

ほんの僅かな違いで味が変わってしまうのだから、
本来であれば微調整が必要になります。
その「微調整」て何なのよ。すごい曖昧…って思うかも知れませんがそれはまた別の機会にお話ししますね。

ただこの微調整されたエスプレッソはただ美味しい、という満足感だけではありません。
それは大げさに言うのなら、
一期一会の出会いに近いような嬉しさと、たった30ccしかない儚さにも似た感覚があります。

自分で淹れたエスプレッソを飲むのも良し、
誰かに飲ませるのも良し。
「美味しい」と思う事、「美味しい」と言ってもらう事。
エスプレッソには飲むまでのストーリーがあるからより面白いのです。

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