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ライブには、時々神様がやってくる

Hey 神様 運命の糸をあやつれたって
神様 一週間であきてしまうだろう
アルバイトしているほうが まだましだろうね
泥棒みたいに人の目を盗むなんて

もっとまともになりたけりゃ 今夜
ライブハウスに連れて行くよ

川村カオリ『神様が降りてくる夜』

阪神タイガース38年ぶりの日本一、おめでとうございます!!

お越しの皆さま、どうも。

日本シリーズはどちらが勝ってもおかしくない名勝負の連続でしたね。
セ・パ両リーグの覇者同士が雌雄を決する、
日本プロ野球最大の戦い。
特に今年の日本シリーズは選手のみならず
監督のベンチワークにも注目が集まる、
まさに一瞬の気も抜けない好試合の連続。

大舞台に強いと言われていたノイジーの大爆発。
※『これに1億8,200万はな高いわ』→※『これで1億8,200万は安いわ』と高速の手のひら返し。ていうか、ノイジーにとって日本シリーズ第5戦までは大舞台でもなんでもなかったのでしょうか。

この戦いに満足してくれたのか、ついにカーネル・サンダースの呪いも解け、阪神タイガースが日本シリーズを制しました。

勝負が決し、岡田監督が胴上げで宙を舞い、
続けて岩崎投手が同期・横田慎太郎選手のユニフォームを手に胴上げされたシーンは、僕も涙を流しそうになりました。

夏頃は大谷翔平と通してMLBのスケールの大きさに
目が入っていた僕ですが、こういった戦いを見ると
日本のプロ野球の素晴らしさを再認識させられます。

さあ、こういう時にこそ語りましょう。

そう、推し活の魅力を!!(なんでや

信号待ちでぼんやりと街を眺めた

だって、我が推しである加藤結ちゃんが
11月3日(金祝)にかとゆいライブvol.9を開催したんですから。
11月にして今年最後のライブハウス開催ということで、
これは私も参戦せざるを得ません。

ていうか、もう年内最後って早すぎんか?
クリスマスは推しと過ごすって(勝手に)決めてたのに・・。

さて、前回のライブが10月15日(日)に開催されたので、
約半月での開催となります。
こんなに短いスパンで開催されたことは記憶にありません。

期間が短いことには賛否両論あると思います。
しかし、やはりライブハウスは特別な空間。
路上とは違う環境で、かとゆいちゃんの歌をより楽しめる。
その機会が増えるのは素晴らしいこと。

反面、準備期間の短さも気になるところです。
ましてや今回は、前回披露して色んな意味で大反響だったギターを
再度挑戦すると公言しています。

流行り物に敏感なかとゆい氏、『今日はあまり歌いたくない』といい出して
歌わずにトークで予定時間を過ぎてしまうのではないか。
なにしろ、喋り過ぎてアンコールを中断した前科があり、
そのトークの長さは、さだまさしレベルの定評があります。
持参したカンペが全く役に立っていません。

『今日は何かが起こる。神様が降りてくるんじゃないか。』
『Vやねん!』
『米食いたい』
様々な思いが僕の中を駆け巡ります。

その神様は笑いの神様かもしれませんが。

寄り添う街角のChapter.1

というわけで、今週末も富士山を下山して
会場のある高田馬場に向かいます。


・・

はい、高田馬場に到着しました。
するといきなりの采配ミスに気がつきました。
高田馬場に到着したのが13時30分、ライブの開始時間が19時30分。
・・・全くやることがありません。

ここで活躍したのが、駅前のコメダ珈琲店です。
安定の落ち着き、スマホの充電も可能でWi-fi完備。
まるで阪神の近本ばりの安心感がありました。

ミルクコーヒーとシロノワールに大満足し、
『いつまでいるんだよ』という店員の白い目に晒されながら、
三度目の水のおかわりをいただきましょう。
それでも少し時間がある。ならば、行ってみるか!

ゲーマーたちの聖地、ゲーセンミカド高田馬場店へ!

泥だらけの靴を履いたスニーカードリーマー

皆さんはゲーセンミカドをご存知でしょうか。
古今東西、様々な対戦ゲーム機が店内に揃っていて、
今なお根強い人気がある『餓狼伝説スペシャル』の世界大会など、
様々なユニークなイベントが開催され、Youtube実況もとても面白いです。

学生だった頃はゲーセンに入り浸っていた僕としては、
まるでとうの昔に失ったはずの楽園のような場所。
実況は何回も見ていたのですが、実際に訪問するのは初めてです。

立ち上がった僕を見るコメダ店員の
『やっと帰るのか?』『いや、トイレじゃないか』という好奇の目を振り切り、それでは、いざ行ってみましょう!!

なんでしょう。店の外からもわかるただものじゃない雰囲気。
皮膚がひりつくような感覚。それでいて、初めて来るのにやはり感じる懐かしさ。

店内に入ると、サムライスピリッツやKOFシリーズ、
さらには闘魂列伝4やジャイアントグラムやBURIKIまで、
僕が子供の頃に遊んでいたゲームがそこにありました。

心地よいノスタルジーに浸りながら、当時が思い出されます。

そういえば、地元のあいつと良くゲーセンで遊んだなぁ。
僕が用事があって先に帰ったら、
そのすぐ後にそいつがカツアゲされたって聞いたっけ。

なんなら久しぶりに乱入でもして、当時地元で敵なしだった
ゲームの腕を見せてやろうと思いましたが、
店内にいたガチ勢の腕前に『あ、これ無理だ・・。』
と、心をバッキリ折られてしましました。

勝てないとわかっている勝負に挑むことをしない。
これが大人になるということなのでしょうか・・。

そんな思いと共に、修羅の巣窟ミカドを後にしました。

さぁ、ライブハウスへ向かいましょう!

用意しておくよ、Tシャツとブラックジーンズ

ライブハウスに行くと、すでに馴染みの皆さんがいらっしゃいました。
まずはウェルカムボードをパチリ。

誰ですか、この映り込んでいるイケメンは?(乱視

ご挨拶をさせていただいている間にも、ライブへの期待は高まります。
前回、歴史的バンドである金魚草を連想させたあのギターテク。
今日は伝説を超えることはできるのでしょうか。

金魚草を知らない方に向けて、ご参考までの超絶ステージ。
彼らは僕に音楽の楽しさ、デジタルタトゥーの怖さを教えてくれました。

唐突に襲った喉の不調を抱え、ついにライブが始まります。

miwa『片想い』、I WISH『明日への扉』
そして、プリンセスプリンセス『M』
しっとりと感情を込めて歌い上げる曲。
表現力豊かな表情が素晴らしいです。

そして2曲目のオリジナル曲『ハッピー駅チカ⭐︎ドリーミン』
聞く人の脳味噌を軽く破壊するほどのPOP加減。
甘いものを頼んだらグラブジャムンが出てきた時のような衝撃。
気がつけば、頭から離れない曲です。

しかし、やはり声を出すのが難しいのかなと感じました。
時々、歌唱中に声が出ないこともあったりして。
できるなら代わりに歌ってあげたい。
『私じゃ、ダメかな』(ダメだろ)(ダメだな)(おーん)

それでも、表情であったり動きであったり、
ライブにきた人を楽しませようという彼女の思いはとても感じます。

そして迎えたアンコール。
彼女のオリジナル曲『青空を見上げるな』で
ついに声が出なくなったかとゆいちゃん。
唐突にマイクを客席に向け、『まかせてい〜い?』

客席から発生した野太い声の『青空を見上げるな』
歌手を差し置いて歌う機会なんて通常はありません。
長渕剛の巡恋歌くらいです。

長渕「巡恋歌 セイッ!」
客「好きです好きです心から」
長渕「セイッ セイッ」
客「愛していますよと」
長渕「ハッ セイヤー」
客「甘い言葉の裏には」
長渕「オラッショ! セイッ!
客「一人暮らしの寂しさがあった」
長渕「セイ!」(ジャカジャカジャカジャカ)ギター弾く

これが推しとの共同作業、なんと素晴らしい一体感でしょうか。
多幸感に包まれ、この日のライブは幕を閉じました。

メッセージボード、僕も書かせてもらいました。
こんなイラストを描ける画力ああれば、人生変わってたでしょうな。

君のために幕はまた上がる

正直な話ライブ開始前は、中止または曲数を減らして
彼女の負担を減らすのではないかと思っていました。

ところが実際には、アンコールも含め1時間30分弱のボリューム
特典会(チェキ会)も含めるといつものライブと同じフル稼働。
コンディション不良を乗り越え、よく乗り切ったと感心しました。

ギターに関しては、ご本人も言ってましたが
いつか路上でやってほしいなと思いました。
緑のギターを演奏する姿がまたかわいいのです。

ライブハウスは年内最後でしたが、路上ライブはまだまだやります。
そして、かとゆいちゃんの冠ラジオも始まりました。
それでは、11月の予定(暫定版)をどうぞ。

壊れたキャリーケース、背景画像に抜擢され最後のお勤めです。

推しとの冬は!!終わらねェ!!

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