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介護職にとってのキャリア

介護の人材紹介会社で働いていると、毎日転職したいという介護職と接する機会がある。

その中でいつも驚かされるのが、介護職はすぐに転職をする事だ。
しかも1~2週間で転職先を決めてしまう。

自分の人生の選択を簡単に決めてしまっていいのかと思う所もあるが、
今はどこの介護事業所の人手不足だから苦労せず転職出来てしまうから
そうなるのだろう。

しかし、それ以上に他業界と比べた時により大きな課題感を感じる事は
介護職にキャリアという視点が薄い事である。

専門職である事が大きな要因であると思うが、介護業界には大きく2つのルートしか用意されておらず、介護職を究める道か、施設長などマネジメント職に就く道しか具体的なキャリアパスがないのである。

施設長などマネジメント職を目指す人が一握りだとすると、その他大勢の介護職にとっては、仕事選びは、短期的な職場環境選びになってしまい中長期的な視点にたったキャリアプラン等皆無に等しい。

今後、介護が必要な高齢者がより増えていく現状を考えると介護職は今よりかなりの人数が必要になり、ニーズは高まるばかりである。

そのニーズに答えるためのキーになるのは、自分は介護職にキャリア志向をつけていき、もっと前向きに職場を変えながらキャリアアップしていく事だと考えている。

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