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「働かざるもの食うべからず」の呪い

「働かないと自分には価値がない」「何もしてないと自分の価値が下がるような気がする」「何か誰かの役に立たなければ!」

今の混乱した状況では特に「働かざるもの食うべからず」の呪いで苦しんでいる方が多いと思います。

これははっきり言って、社会や学校や家庭で植え付けられた呪いです。小さい頃から私たちは巧妙に洗脳されてきました。愚痴も言わずよく働き、働かないと罪悪感を感じさせるように。

なぜならそういう人間の方が、社会では使いやすいからです。今の学校のシステムの発祥は、軍隊や工場でよく働く人間を大量に作るためだそうです。その視点で見ると、人間性を無視した不条理な校則や余裕のないタイムスケジュール、集団行動の訓練は教育システムとしては完璧です。

この教育システムで育てられた人々(私達)によって、日本を始め世界は目覚ましい物質的発展をすることができました。これは歴史の大きな流れの中では必要なプロセスだったのかもしれません。

でも、それも終わりの流れが見えてきています。これまで集団の人間が必要だった分野はAIに取り代わり、集団行動より個人行動、大きな会社(集団)でしかできなかったことが個人でもできる流れになってきています。

この流れで「働く」定義も変わりつつあります。自分の時間や身体、本当の望みを犠牲にするのと同義だった「働く」が消滅しつつあるのです。

自分の大事な時間と身体と望みを生かした行動が、お金を発生させるようになってきています。

Youtubeで好きな分野の発信をしたり、極端なところでは寝ているだけの動画でサラリーマンの月収ぐらいのお金を得ている人もいると聞きました。これまでの社会では予想もしなかったような、自分を最大限に使うことでお金を得ている人が実際に現れてきているのです。

「働く」が変わってきた今「働かざるもの食うべからず」の呪いも自然と消えていくのではと思います。それだけでなく数十年後には何の意味かもわからないような言葉になっていくのではないでしょうか。



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