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「どうしても息が続かなかったフレーズが、余裕を持って吹けるようになりました」エチュードグループご感想・11/20

先日のエチュードグループレッスンの感想をご紹介します。来年のグループレッスンの参加を考えている方はぜひ参考にしてみてください。



・「この場で完璧にできなくても良い」「むしろ間違えちゃってください」のお言葉で、とてもリラックスして受講できました。

・「一息で吹きたいフレーズの楽譜を見渡して、それを吹くにはどのくらいの息を初めに吸えばよいかを考え、その量を吸って吹き始める」という方法を試したところ、「どうしてもあと一音分(四分音符一個分)が足りなかった箇所」を余裕持って吹き切ることができました。
「いっぱい吸う」と考えるよりも「このフレーズに足りる息を吸う」と考えた方が、同じ吸うという行為でも目標が定まったことで適度な量が吸えたのだとわかりました。

・(曲中で素早いブレスをするときに)「ブレスする直前の音を大事に吹いてみる」ことで「気持ちがブレスだけに行ってしまう」のを防いで、より音楽的で滑らかに聞こえることがわかりました。

・エチュードに出てくる最後の伸ばしの音が少し怖いという質問(これは私も超同感です!)に対して、その箇所の練習方法と、考え方の変換の仕方を教えていただきましたが、これもとても印象的でした。

・他の方のレッスンで、トリルの入れ方について質問されていましたが、トリルの練習時に有効な分解練習の方法、自然なトリルキーへの指の移行方法と手首の使い方などがとても参考になりました。

・(リレー演奏で)テンポは最初の箇所を吹く人が決めるということで、参加者の間で一瞬緊張がはしりましたが、教えていただいたことを活かしながら楽しく演奏できました。


ありがとうございました!沢山のことを学ばれて何よりです。ぜひ演奏会でも生かしてみてください。




✳︎ご感想全文

前回に引き続き2回目のエチュードのグループレッスンでしたが、前回は「何が何でもちゃんと吹かなければ」という自分が勝手に作り出したプレッシャーがちょっとした妨げになったので、今回は前回教えていただいたことから、「正確に吹くよりも音楽の中にいる」「主体性をもって演奏する」を前提に考えようとレッスンを受けさせていただきました。

それと先生の「これは本番で無くレッスンだから、この場で完璧にできなくても良い」「むしろ間違えちゃってください」のお言葉で、とてもリラックスして受講できました。

今回のレッスンで特にありがたかったのが、息が足りない場合の吸い方に関する考え方のコツがわかった事です。

希望箇所のレッスンで、私はこのエチュードの最後の方の音が痩せて嫌な音になってしまう事、またそれが気になって演奏に集中できない事。ブレスが続かなくて無理矢理絞り出したような音になってしまって、さらに途中で途切れてしまうのを改善したい。という点についてレクチャーしていただきました。

初めは何箇所か予備的なブレス箇所を作るという方法を教えていただいたのですが、それにプラスして「一息で吹きたいフレーズの楽譜を見渡して、それを吹くにはどのくらいの息を初めに吸えばよいかを考え、その量を吸って吹き始める」という方法を試したところ、「どうしてもあと一音分(四分音符一個分)が足りなかった箇所」を余裕持って吹き切ることができました。

ただ「いっぱい吸う」と考えるよりも「このフレーズに足りる息を吸う」と考えた方が、同じ吸うという行為でも目標が定まったことで適度な量が吸えたのだとわかりました。

このおかげで息が足りないと言う物理的な障害で音楽から離れがちな点が改善していけそうだと思います。また、この時の音は「息が足りなくて絞り出した痩せた音」ではなかったのも嬉しかったです。

普段のレッスンでも先生に「自分がどう吹きたいか決める」ことについて教えていただいていますが、これもその「どう吹きたいか」のうちの重要なポイントだとわかりました。

また他の方が、短い時間でのブレスについて質問されていましたが、ここでの「ブレスのせいで音楽的で無くなった場合の改善方法」として「ブレスする直前の音を大事に吹いてみる」ことで「気持ちがブレスだけに行ってしまう」のを防いで、より音楽的で滑らかに聞こえることがわかりました。

それを実践した上での演奏はとても滑らかで、ブレスをしているのにブレスを感じさせないように聞こえました。ご本人はブレスの後に少しタイミングが遅れてしまったことを気にされていましたが、聞いている方では気づかなかった上にとても魅力的に聞こえたのが印象に残りました。

あと、エチュードに出てくる最後の伸ばしの音が少し怖いという質問(これは私も超同感です!)に対して、その箇所の練習方法と、考え方の変換の仕方を教えていただきましたが、これもとても印象的でした。

「p」で「ドルチェ」と書いてある指示に対して「小さく、抑えて吹く」と解釈して吹くと音楽的につまらなかったり、抑えようとして音が掠れたりなどなど弊害が出がち。そこで自分なりに好きな言葉、たとえば「パステルカラーっぽく」など良いイメージに置き換えて解釈するという方法はどうかという提案はすごく有効だと思いました。

私も「p」とあると縮こまってカサカサな印象になるので、「これはどういうpなのかな?」とイメージを膨らませていけたらと思います。

さらに他の方のレッスンで、トリルの入れ方について質問されていましたが、トリルの練習時に有効な分解練習の方法、自然なトリルキーへの指の移行方法と手首の使い方などがとても参考になりました。

またこの時にも右手親指の支えの重要性についてや、思わずギュッと楽器を持ってしまいがちになる事への対策、トリル時に勘違いしがちな事などのレクチャーが盛り沢山でした。

私もトリルと絡んだ箇所でつまづくことが多いので、今回教えていただいたことを普段の練習に取り入れようと思います。

最後にのリレー演奏では、今回は何順かできたので、担当箇所を入れ替えて3回演奏できました。

テンポは最初の箇所を吹く人が決めるということで、参加者の間で一瞬緊張がはしりましたが、教えていただいたことを活かしながら楽しく演奏できました。今回も充実感たっぷりにあっという間に時間が過ぎました。

今回も盛り沢山で大満足のグループレッスンでした。どうもありがとうございます。


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