キーワード色眼鏡としてのタロット〜思考ツールとしてのタロットを読んで〜
現在会社でみんなが創造性を高めて仕事をしていくため、アナログゲームの制作を日々行なっていますが、その文化を取り入れるために、「ぷよぷよ」を開発された米光一成さんの本をテキストとして使っています。
その米光さんの本の中で、今まで毛色が違うと敬遠していたのが「思考ツールとしてのタロット」です。
西洋の占いは全く無知なうえに、易学もかじっていたので世界観が違いすぎて試し読みすらしていませんでした。
しかし、先日発売された「荒野へ」というタロットを下敷きにした儀式化されたカードゲームと、これはゲームなのか?展の記事などを見て徐々に興味が出てきました。
そんな中、今年の会社のテキストの「自分だけにしか思いつかないアイデアを見つける方法―“企画の魔眼”を手に入れよう 」のなかで紹介されている、"キーワードカラーバス"という手法を知って、直感的にこの手法をタロットに応用したのが先の本なのかと気づくことが出来、ようやくkindleにダウンロードしてみることにしました。
読んでみて一番驚いたのが、冒頭のイラストとセリフです。
「想像してくださーい。」「世界が、まだ、言葉を持っていない世界を。」「いっさいの言葉がなく、全てが未分化である世界を。」
これ、完全に古事記の世界です。いや聖書を含む一の世界、つまり今個人的に勉強中の言霊学の世界観です。
そして22枚のカードから浮かぶキーワードを使って人と世界を照応させ、それを切り口に自らが課題に道を再発見するツールとしてタロットを定義しています。
これは「キーワード色眼鏡ツール」とでも言えばいいのでしょうか。目の前の世界を、引いたカードの色で見直してみるためのツールであり、それはイノベーションを生み出す発想法とも共通点があります。
そんなわけで、あっという間に読んでしまいました。
明日から「荒野へ」のカードを毎朝引いてみようと思います(^^)
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