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農家さんからのラブレター mocchiさんとの仕事を通して

こんにちは、藤巻です。

mocchiさんの記事を読んでお返事をせずにはいられない気持ちになり文章を書いています。

▽下記 mocchiさんの記事

作家として独立して間も無くのこと。

SNSの力はすごいです、mocchiさんから絵を描いていただきたいとお声がけ頂きました。

mocchiの佐々木さん、仲岡さんのお話を聞き、私も野菜と農家と暮らしを是非描かせていただきたい。いや描きたい。描かせてほしい。という気持ちになりました。


ライブに構築される絵と高揚感

打ち合わせは週1程度、毎週の進捗や季節の野菜のお話。

ラフ画を用意して打ち合わせに臨みますが、打ち合わせの会話が進むにつれて絵が大きく変わったりしていきます。

これはライブペインティングでも建築パースの仕事でも実感していたことでしたが、

絵を描いてライブに出来上がっていく時間は、私も相手も「わくわくする」。

普段絵を描くときは、私一人の中から生まれてくるものですが、こうやって誰かと話すことで表現が広がっていくことを楽しく感じています。

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オンラインでもできること

大変便利なことに、いまオンラインで会議できるツールがある。

私が住む京都のアトリエでも、距離はあるけれどコツコツと絵を進めることができる。

オンラインで描画の画面を共有しながら絵を描いて、リアルタイムで話し合うことができる。

わくわくしながらお互いに絵のアイディアを固めることができる。

これはデジタルツールの恩恵ですね。

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△赤入れ 打ち合わせでのメモ

お相手は長年野菜と向き合っている方々、葉っぱ一枚一枚気を抜けないな。と思い本描きに入りました。

さいごに、ラブレターを送りたい

実際に農家さんが育てた野菜を受け取るという物理的なやりとりが、一人でうちでいても、ほっと嬉しい気持ちになる。これは、手紙が届いた時と同じ気持ちだと気づく。

1月のテーマを描くとき、mocchiさんからお野菜を受け取り、料理をして食べてみた。野菜の紹介文を読んで、食べて、ひとつひとつのお野菜に農家さんが大切に育てた時間と手間を感じた。

今回デジタルで固めたアイデアを、紙に描こうと思ったのは野菜と同じように紙と画材いう物理的な質量を感じていただきたかったから。

デジタルで描いていたものが紙になると色も空気感もなにもかもが違う質感になる。佐々木さんも仲岡さんも喜んでくださって、心の中でヨシ。と思う。

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CRABLEから農家さんのラブレターが届くように、私からのささやかなラブレターを届けていけたらと思います。

これからのCRABLEのストーリーを楽しみにしていただけたら幸いです。


SAYURI FUJIMAKI

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