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ミスiD2021選考委員の人達へ、私からの

選評。選評、というのはエントリーした立場であまりにも不遜すぎる。でもミスiD2021を受けることを私もまた選んだ側でもあるので、だからこそ書ける言葉があると思います。そのことについて書きます。
というか赤澤えるさんのnoteを読んだら書かずにはいられないような気持ちになったので

赤澤えるさん

ミスiDを受ける前から知っていた赤澤えるさんのことはずっと、プリズムみたいなひとだと思ってました。誰もが通り過ぎてくような景色が、えるさんを通過すると美しくてドラマチックなものになる。

だからこそ前述のnoteの後半は衝撃的で、

でもそこに、えるさんがえるさんの周りの人に愛されている最大の理由を見た気がしました。選ぶ側の人の"選ばれたい"という気持ち、それをここまで克明にさらけ出せる可愛さや格好良さがめちゃくちゃ好きです。そんなのみんな好きになるに決まってる。

レベッカブティックのお洋服、何着も持ってるし毎週必ず着てます。

今泉力哉さん

映画賞をいくつも取ってるすごい映画監督なのに、こんなにダメなインターネットをしてもいいんだ…。と思わせてくれるのでそういう意味では選考委員の誰より救いだったかもしれません。
サッドティーの頃から知ってるのに、当時「サッドティー良い」と言っていたような人達に様々な気持ちをこじらせた結果、いまだに一作も見られずにいます。今年こそ見ます。

大郷剛さん

なんかミスiDがそういえば芸能(の要素も多大にある)オーディションだったということをその存在からもコメントの内容からもはっと思い出させてくださる貴重な存在です…。

大森靖子さん

小林さんがやるミスiDがミスiDなら、大森さんがやるミスiDはZOCなんだろうなって思っていたからこそ、私がエントリーした今年もミスiDにがっつり関わってくださったことが純粋にうれしかったです。
でも「きっとこんなこと言うやつやるやつ大森さんは全然好きじゃないだろうな」と思うようなことしかなんか私はできませんでした。でもこの気持ちが峯田さんを想う大森さんの気持ちとちょっとでもお揃いだったらいいな…と思ってるぐらいにはただのオタクでした私は。

川後陽菜さん

アイドルを経験した人にしか捧げられない女の子への愛って絶対あると思うので、一生敵わない眩しいひとです。

菅野結以さん

1年だけという方も結構いらっしゃる中で、どうして菅野さんのような方が何年もミスiDに関わっていらっしゃるんだろう…?と考えるとなんかそれだけでぐっと来ます。

小林司さん

結局今でもこれが全てな気もしてますが

今年のミスiDのおかげで、私は私にやれることをやろうと、この時よりすっきりと思えています。
私はミスiDプロジェクトや小林さんのことをそんなに信じている方ではないと思いますが、小林さんのその狂気だけは信じざるを得ないです。

この10年近く、どういう風に自分が女の子に愛を捧げられるか、そして自分がどんな世界でどういう風に生きて行きたいのかということを考える私の傍らにはずっとミスiDがありました。誠意あるプロジェクトであろうとする限り、これからも末永く続いて欲しいです。

佐久間宣行さん

人の面白さを引き出すために磨き続けないといけない知力とセンスと、枯れない愛、それを長年やり切り続ける凄まじさ想像するだけで途方もないです。

佐藤ノアさん

男女年齢関係なく、ミスiDでメインの賞に入れるぐらいの磁力のある人が選考委員になれるのがミスiD、という印象が私には長年ありますが、佐藤ノアさんこそレジェンドオブミスiDだと思います。1年間間近でミスiDを見てどういう風に感じられたのか、気になります。

She is・竹中万季さん

PV稼げればそれで良い、というネットメディアしかこの世にはないのか…?という気持ちにばかりになりがちインターネットで、She isは間違いなく希望だと思います。

直井卓俊さん

劇場版 神聖かまってちゃんの舞台挨拶で二階堂ふみちゃんを見た時から、私がミスiDに興味を持つことは決まっていたような気がします。

辻愛沙子さん

歌を歌ったり演技をしたり、そういう芸能的な表舞台への出方を選ばなかった女性にしかわからない戦いの一端を私も知っているので、辻さんがご自身の意見を発する度共感しかありませんでした。私も私の戦いをがんばります。

戸田真琴さん

戸田さんが歩んだ先にたどり着く景色がどんなものなのかを見られる日が来るまでは私も生きちゃおうかなと思ってしまうぐらい、そう思ってます。

根本宗子さん

今、できる、精一杯。を見ていなければ、私は本当にミスiDにエントリーしていなかったどころかバーチャルで色々やるってこともそもそもやってなかったと思います。これが私の今できる精一杯の結末でした。

ピエール中野さん

なんかず~っと「好きな人の好きな人」って感じですピエール中野さんは。私はinvite onlyでしか遊ばないのでVRChatでピさんとすれ違う日は一生来なさそうですが、靖子ちゃんの音楽やライブでいくらでもお見掛けする機会ありそうですこれからも。

夢月さん

私は実は夢月さんにメイクしてもらったことあって、幸せな時間でした。メイクしてくれる人が言ってくれる「可愛い」以上に、誠実な「可愛い」はあるのか?とほんとによく思います

吉田豪さん

大森さんのJ-Pop屈指の歌いだし「あたしアナウンサーになれない」、私に置き換えるとそれは「私小林司になれない」ですけど、そういう私がロールモデルとしていたのは小林さんじゃなくて吉田豪さんで、もし「吉田豪さんが女でミスiDに出てたら何してる!?」みたいなことをよく考えてました。師として仰ぐってこういうことを言うんじゃないかという気がします。
私の心はそんなに綺麗じゃないけど、白くない者は白くない者なりにできる他人への尽くし方をしたい、相手に勝たせることを自分の勝ちとしたいみたいな気持ちがあって、でもなんかそういう人って全然いないじゃんと思った時に吉田豪さんのことを思い出して頑張ろうという気持ちになります。


終わりに

令和になっても平気で「男(女)は or ×歳以上は履歴書見もしないで全員落とす」みたいな企業の採用活動がなんだかんだまかり通っている社会と知っているからこそ、最初はミスiDでもそういうことがありうるんじゃないかと思っていました。でもそれは私の杞憂でした。最後まで選考してくださってありがとうございました。