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【ポエム】とある運用業務の価値を示す方法

この記事は「GYOMUハック/業務ハック Advent Calendar 2020」の6日目の記事になります。

2020年は働き方がガラッと変わりましたね。
そんな中でGYOMUHACKをしていく中でも、情シスの一員として、リモートワーク対策として緊急対応を進めていったり、仕組みを整えていったりしたことはたくさんありました。Salesforceの二要素認証導入とかいろんな意味で大変でしたね・・・w

さて、2020年は人手がなかなかな具合で足らず、3人体制でどうにか物事を進めていった感じです。そんな中でどうやって業務を改善していくか、改善した成果をどうやって示していけばよいのか。

そのために取った方法はチケットを可視化し、数値化していくことでした。

1. 作業チケットが放置されないようにするために、起票から完了までに一定期間を超えたチケットの割合
2. 業務効率化、改善を図るために、全ての作業チケットに対して、自分たちが起票したチケットの割合
3. 合理的で安全なシステムを保ち、業務をより良くするために、作業ではなく改善計画、方針、規定を定めるために起票したチケットの割合

これらをしっかり計測し、自分たちで決めた目標割合を満たしているか、を日々確認していきました。結果、計測前よりも作業完了までの平均日数が短くなり、バリバリと成果を出していきました。やはり指標を作ること、その指標に向けて行動をするということで、結果がついてきた感じがありました。

この仕組みを創って運用していったことで、既存機能の整理/改善、不要な機能の削除、バージョンアップに関する各種対応作業など、「開発して価値を生み出す」以外の業務にも、しっかりと価値を見出し、評価軸としてもブレないものが出来上がりました!

もちろんこの目標を立てて、計測しながらやっていったからこそ、このような成果が出せたというのもありますし、3人の考え方が同じ方向を向きながらもそれぞれが自ら動いていったのもあると思います。そのような体制で動けたのも、しっかり話を聞いて、任せるところは任せてくれる上司と出会えたからだったと思います(ちなみに今はまた違う上司と仕事をしています)

この3人の体制はもちろん工数的には十分ではなかったし、合理的で安全なシステムを実現するために、あえてやらないことも決めましたし、個別最適、複雑になりそうなシステムにはあえて苦言を呈することもしてきました。正しいことを正しくやっていこう、そういう思いで物事を進めていきました。

その後この3人チームは、それぞれ別々のチームに分かれてしまうことになるのですが、このときに決めた全社最適な考え方や、公平に物事を進めるということは、自分の仕事の考え方やスタンスが定まった感じでもありました。

それからどうなったかはまた別の機会に、ということにしたいと思いますが、GYOMUHACKの価値計測の一つの方法として参考になれば、という感じですし、指標を作る考え方とか思いの参考になれば、という感じです。

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