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楽しむのは人生の義務

今日は、『今際の国のアリス』という漫画を読んだのだが、親友を殺さざるを得ない羽目におちいって、自分だけが生き残ることへの異常なほどの罪悪感に苦しむ人が出てきた。

実際は、自分で手を下すわけではなく、そういうルールによってそうなってしまったので彼が悪いとは言えないのだが。

そんな彼が、自分の身に重なってつい嗚咽してしまった。


私の母は癌で5年前に亡くなったのだが、私はどうにも母に罪悪感を覚えていたらしい。

母はほぼ専業主婦で、家のことは全てやって、父を立てて61歳と若くして亡くなった。

私はそんな母さんの助けになれなかった罪悪感を抱えていたようだ。

そんな、ある意味「罪人」の僕は、人生を幸せに生きようと深いところで決められないのかもしれない。

でも、多分母はそんなことは思ってなくて、僕が幸せに生きることを真に願ってくれているだろう。


生きるのはめんどくさい、って思うようなことがこれからもあるかもしれない。でも、生を諦める自分はいない。

それは、単に日常を外れることへの恐れからかもしれない。

だけど、この血は、この肉体は、この心は親から受け継いできたもので、その続きを紡いでいくのもいいかな、って思う。


最後に・・

その漫画に出てくるある人は言った。

『楽しめ!!それが生きてる人間の、義務や!!』


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