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お子さまの日々の勉強中に気分転換をするためのダンスミュージック

友人と、友人の娘さんについて書きます。
文中で「友人」「お母さん」と2種類の単語を使いますがどちらも同じ、僕の友人のことを指します。

発達障害の娘さん

友人の娘さんは現在小学校2年生。
発達障害で学校の勉強について行くのがとても大変なようです。
でも娘さんは頑張り屋さんで、学校から帰ると宿題を何時間もかけて済ませるそうです。
宿題をするのは娘さんだけではなくお母さんが付きっきりで、励ましたりヒントを出したりしながらコツコツと進めているようです。

日々、お母さんと一緒に宿題を進めてはいるものの問題を上手く解くことができなかったり、少し前に覚えていた漢字などを忘れてしまったりすると悔しくて号泣するそうです。
お母さんは娘さんが泣き止むのをじっと待つそうです。
じっと待って娘さんの気持ちが落ち着いてきたら励まして、再び宿題を進めていきます。
「もう宿題したくない」と娘さんが言えばそこでやめるそうなのですが、殆どの場合は最後までやって終わらせたいので毎日の宿題に2〜3時間かかるとのこと。

気分転換に踊ってみたら良かった

ある時、勉強が上手くいかなくて気分が乱れ始めた娘さんに「踊ってみたら?」と言ったそうなんです。
普段から踊るのが好きな娘さんですが気分が乱れ始めているところでしたから渋々だったものの、何回か踊っていたら気持ちが落ち着いたみたいです。
「頭を使って疲れたら体を使うのがいいのかも」とお母さんは閃いたそうです。

オリジナルのダンスミュージックを作ろう

「勉強の合間に踊る時間を作ったら気持ちが安定した状態で宿題を進めることができたよ」
と話してくれました。
「お、それなら僕の作るものが役に立つかもしれない」と思いました。
早速、オリジナルのダンスミュージックを作りました。

・ノリノリなテンポ感
・早めの展開
・ユーモラスなテイスト

まずはこの3点を満たすようにしつつ試作の曲を完成させて、友人にLINEで送りました。

楽しく踊ってくれました

音源を送った日の夜、娘さんの勉強の合間の「ダンシングタイム」に曲を流したらとっても良かったらしく、お母さんも娘さんも喜んでくれたようです。5歳の息子さんも参加して一緒にダンスを楽しんだようです。

一点だけ改善したほうが良い部分が見つかりました。
それは
「1分30秒だと長い」

短めの曲になるよう意識しつつ曲の構成として自然な流れに仕上げた結果1分30秒くらいでした。
でも「お子さまにはもっと短いほうが良いのか!」
ということがわかったからにはそういう作品を作るのがプロです。

「1分ぐらいで、展開が早くて、構成も自然なノリノリのダンスミュージック」
を作りました。
その曲がこちら

試作の曲を作った後に「セリフも入れたほうが面白そう」と思ったんです。
これが良かったみたいで「セリフが入る度にダンスをしながら姉弟そろって爆笑していた」と友人が教えてくれました。

他の人にも聞いてもらいたいからYouTubeにアップしてー

「ママ友にダンスミュージックのこと話したら、聞いてみたいって言ってたからYouTubeにアップして」
と頼まれました。
丸一日悩みました。
だって僕のYouTubeチャンネルはサックス演奏をメインにジャズの理論講座やギターでの弾き語りなど、プロミュージシャンらしく格好良いコンテンツのチャンネルなのですよ。
その中に、オリジナルの楽曲とはいえ「何だか知らんがカッコイイー!」とかコミカルなセリフの入ったものを入れたくはないじゃないですか。。。
だって格好良くはないんだもの。

格好良くなくてもまぁいっか

丸一日悩んで最終的に出た答えは
「このコミカルなダンスミュージックによって楽しい気持ちで勉強を続けられる親子が、友人のほかにあと5人くらいはいるかもしれない。じゃぁ格好良くなくてもまぁいっか。」
ということ。

発達障害でもそうじゃなくても、勉強が苦手な子どもにとって家庭学習は大切な時間であると共に苦しい時間でもあるのではないでしょうか。
子どもが頑張るのを支えるお母さんやお父さんにとっても大変な時間だと思います。
その気分転換に僕の作る音楽がほんの少しでも役立つのであればこんなに嬉しいことはありません。

ということで今のところ(2023年3月16日現在)4曲をYouTubeにアップしました。


僕の音楽の原点は誰かに喜んでもらうこと

ライブ出演やイベントに招かれての演奏など、人前での演奏はミュージシャンにとってやりがいのある演奏活動なんです。
でも2020年以降、そういった現場がすっかり減ってしまい「僕の演奏活動ってどうなるんだろう?」と思っていましたが、大切なことを忘れてしまっていました。
僕にとって音楽は「誰かに喜んでもらう表現方法」なのです。

中学1年生のときにアルトサックスを買ってもらったことで始まった僕の音楽人生。
2011年に他界した母が病床で「あなたは音楽を通してもっともっと人間的に成長していきなさい」と言いました。
親孝行をする間もなく母親を失ってしまったので「これからは全世界の、お母さんと呼ばれる人たちに笑顔になってもらえるような音楽をやっていこう」と思ったものです。よく忘れてしまいますけど。。。

神から与えられたギフトを使い倒す

僕は音楽のほかに物事が継続したことがありません。
音楽ならずーっと続けていられます。いくらやっても飽きることなく楽しんでいます。
それを仕事にすることができて、演奏やレッスンなどで人の役に立つことができているのは紛れもなく神からのギフトだと思っています。
大好きな音楽への情熱やインスピレーションを全力で使い倒していくつもりです。

今回こうして「お子さまの日々の勉強中に気分転換するためのダンスミュージック」を作り始めることになったのも自分の音楽を掘り下げる、または深めていくために必要な要素なんだろうと考えています。
と共にこの音楽で楽しんでくれる人が友人親子以外にもいてくれるといいなぁって思います。

お母さんを日々頑張り続けている友人に感謝
諦めずに勉強に取り組んでいる娘さんに感謝
全世界のお母さんに感謝
宇宙の大いなる愛に感謝

そしてここまで、僕のまとまりのない文章を読んでくださったあなたに感謝いたします。
ありがとうございました。

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