頭痛キャラメル 第十二話【おばあちゃんの甘いたまご焼き】
僕には、おばあちゃんが二人いる。父方のおばあちゃんと、母方のおばあちゃん。
母方のおばあちゃんは、腰が曲がっているけど、歩くのは早いし、用事をテキパキこなす。料理は不得意だったが、僕はおばあちゃんの甘い卵焼きが大好きで、おばあちゃんの家に行ったときは、リクエストして、作ってもらった。おばあちゃんは、もうこの世にはいないが、僕がいつかあの世に行ったときは、あの卵焼きをリクエストしたい。おばあちゃんは料理が不得意だったが、おばあちゃんの娘(僕の母親)は、料理が得意だった。料理が得意過ぎて、料理屋を営んでいた。母親に聞いた話では、おばあちゃんが料理をあまり作れないので、娘(僕の母親)がご飯を作る機会が増えたからだそうだ。家庭環境は子供を育てる。僕は母親の卵焼きも大好きだけど、おばあちゃんの卵焼きがこの世で一番好き。だよ!おばあちゃん!✌️
第13話につづく
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