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己の足跡


年末年始は何かと自由に制限がありますが、それでも

この正月の内に済ませておきたい課題がありました。


かれこれ10年近く前のこと。 山を整備し、遊歩道を作り気軽な登山が

楽しめる場所を作りました。下刈りから始まり、木々の枝を適切な高さに

落とし、遊歩道の為の足場を作り、歩く為の補助となるロープをつけ

開けた場所でゆったりとその景観を楽しむ為の景観伐採と、木のベンチを

設置。   これを皆、ひとりで実行。


下刈りと木々の枝を落としたその広さは

1.5町歩(ちょうぶ) = 4500坪 = 1.5ha(ヘクタール)?・・・とまるで

これらの全てを把握していたかのように、つるつると書きましたが、実は

1.5ちょうぶという言葉のみを知っておりましたが、それを町歩という漢字で

書くことも、坪・ha(ヘクタール)に起き変えた時の広さも、この記事を

書く為に、たった今、調べて、初めて知りました😅


こんなに、広かった! とは・・・😝😆😂  4500坪?! 😂😂😂

あの時の最後の追い込みの苦労が、少しばかり思い起こされてきたような

気がしています。


さて、ここ10年の間に様々な事があり、それは自らの事情というよりも、

外からの事情、特に2年前のあの記録的な台風の被害等により、この度

止む無く、砂防が設置されることになりました。


10年ひと昔というように、この短くは無い年月の間には、想定外の

様々な事情により、私の活動も形を変えてきましたので、すでに

山の整備からはもう手が離れておりますが、それでもかつて己が

築いた道。 その跡を "一度、きちんと、この目で確かめてみよう"と

それが、この正月の課題でした。


10年の間に、この山へ2000回登った人有り。そして自ら名付けたこの山が

いつのまにかガイドブックに掲載をされたり、この山を楽しみに折々に

登られていた方が年を重ねてもう登ることが出来なくなってしまったりと

たかが400mを僅かに超える小さな山にも、挙げてゆけば・・・幾つもの

これに纏わるエピソードがあります。



自らの足で登り確認をしてきた、新たに築かれた砂防の位置。


静かにそれを確かめつつ、久しぶりに歩いた山では

かつて私が自ら背負って設置したベンチに座り女性が

ひとり静かに持参の弁当を楽しんで居られる姿も、見られました。


冬枯れの景色も一見の価値有りと、その風情を知る方とおぼしき。



追記・ ご参考までに、

このnoteのホームの写真が

この記事の "ベンチのある場所と、そこからの景観"です。