ドローが三つ J3における昇格プレーオフ
リーグ戦のワンノブゼムの試合ではない。J2への昇格チームを決める運命のプレーオフ準決勝決勝3試合でのことである。サッカーにドローはつきものとはいえ、つくづく残念なこと、と三流ファンの自分は思うが、協会、当該チーム関係者、選手、サポーターらはどう思っているのか??
しかもドローの際の勝者はホーム(上位)チームと決まっていることにも微妙な違和感がある。サッカーにおいてはホームチームが有利とされており、実際リーグ戦でドローに終わるとホームチームは負けも同然となげく。
ならばドローにもちこんだアウェイチームを勝者とする手もあるわけだ。モヤモヤとしてじつに後味が悪い…
ドローについては拙稿「勝点1という茶番」にて既述だが、あげてサッカーにおける得点の僅少さと画一さ(ゴラッソもオウンゴールも同じ1点)が根底にある。サッカーファンのあの異様な熱量(前半途中で勝敗の帰趨が、理性では、決しているのに試合終了まで途切れない声援!)も、この得点砂漠が生み出す悲喜劇である。
くどいようだが、サッカーにおいてドローを不可避とあきらめるのか? ドローのないサッカーの醍醐味を夢見る熱と想像力はどこかにないのか…!?