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This is a pen. は「ペンになります」か?

いつごろからだろう、テレビを観ていてとても気になる表現がある。「ペンです」でいいところ、「ペンになります」と言う。これは一体日本語なのか?

状況としては、AがBに対し、Bにとって初見と思われる事物を紹介・説明する場面で使われている気がする。「これが、〇〇になります」と。(これを聞くたびに内心、「〇〇です」でいいだろ! とつっこんでいる。)

ことほどさように、この表現は今のところ話し言葉にとどまっているようだが(最近書き言葉の例に遭遇しドキッとした)、ひとり(?)心配している。なぜなら昨今、B=訪日観光客である場合が多いからである。

これが正しい日本語と思われていいのだろうか? 通訳アプリや同時通訳者はこの場面で become や devenir を使うのだろうか? 日本語教育テキストはこの表現をどう説明しているのだろうか(生徒から質問されるだろうに…)? 

とても気になる。

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