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高配当株とドル建て債券の比較【お客様からの質問シリーズ㊵】

こんにちは
ウェルスパートナー(https://wealth-partner-re.com/)で富裕層向けIFAをしている藤村大星(https://twitter.com/wp_fujimura)と申します。

高配当株とドル建て債券はインカムゲイン目的の投資の際に比較されがちなので3つの項目で比較しています。


高配当株とドル建て債券の比較

(1)インカムの安定性

高配当株は業績次第で減配の可能性もあるため、安定しているとは言えません。増配の可能性もありますが「安定したインカムゲイン獲得」の観点だとインカムが減る可能性が低い方が重要です。

債券は(一部の債券は除く)発行体のデフォルトがない限りドルベースで一定のインカムゲインが獲得が可能です。

(2)値動き

株式の場合は相場動向や決算発表など、債券よりも価格変動の要因は多いです。さらに配当利回り以上に株価が下落してまう可能性が高く、安定しているとは言えません。

債券は満期保有すればドルベースで単価100で返ってきますが保有中は値動きはあり、以下のように値動きします。

金利低下=債券単価上昇
金利上昇=債券単価低下

債券は金利上昇局面に弱いです。さらに残存期間が長いほど価格変動は激しくなります。

(3)為替リスク

高配当株は日本株なので為替リスクはないと言えますが、為替は投資先の業績に影響を与えていることが多く、為替リスクがゼロとは言えません。

輸入企業であれば円高はプラス(円安はマイナス)
輸出企業であれば円安はプラス(円高はマイナス)

投資先が輸出企業なのか輸入企業なのかによって為替リスクの度合いは異なります。配当利回りだけではなくどのようなビジネスをしているかも把握しておきましょう。

ドル建て債券では為替の変動次第で、円で受け取るインカムゲインや円建て債券の評価額が変動します。債券の一番のリスクは発行体のデフォルトリスクですが、発生可能性が高いリスクは円高です。現在はかなり円安なので、あまり気にしていない方もいると思いますが、130円台まで円高が進む可能性は0ではないので想定しておきましょう。

(4)まとめ

今回は高配当株とドル建て債券の比較でした。インカムゲイン目的であればドル建て債券の方が良いですが、外貨比率が高まってしまったりなどのリスクもあります。組み合わせて活用すると良いでしょう。

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