債券投資のタイミングについて【お客様からの質問シリーズ52】
こんにちは
ウェルスパートナー(https://wealth-partner-re.com/)で富裕層向けIFAをしている藤村大星(https://twitter.com/wp_fujimura)と申します。
円安に利回りの低下など債券投資のタイミングで悩んでいる方は是非ご覧ください。
(1)16年ぶりの高水準
⭕️ 実は現在の米国10年国債利回りは16年ぶりの高水準です。
以下は図は30年間の米国10年債利回り推移です。
今の水準は2008年のリーマンショック前後以来の高水準です。
2023年の10月に米国10年国債が5%をつけました。その頃と比較すると1%近く下落したので短期間で見るとすごく下がってしまって、タイミングを逃したように感じてしまいますが、長期で見た場合は全くそんなことはありません。
2010年代は米国10年国債利回りは2%〜3%の間をウロウロしていました。
⭕️ 米国10年国債利回りが16年ぶりの高水準の現在は、そこまでタイミングを気にしなくともある程度の利回りで債券投資をすることが可能です。
(2)円高を待っていても無駄!?
債券投資に踏み切れない要因として円安があります。
円高になってから債券投資をしたい方もいらっしゃいますが、それは要注意です。
⚠️ 米国債利回りと為替は連動して動く傾向があるからです。
円高を待っていたら債券利回りは低下している可能性があります。
以下の図は3年間のドル円と米国10年国債チャートです。
青:米国10年国債利回り
オレンジ:ドル円
現在の円安は日米金利差の拡大が要因です。
アメリカはコロナ禍によるインフレに対抗するために2022年から政策金利を0%〜0.25%から5%〜5.25%まで上昇させました。これにより米国10年国債利回りも大幅に上昇しました。
しかし日本は他の国が政策金利を上昇させた中でも、現状維持を貫きました。(2024年3月に日本銀行は17年ぶりに利上げしました)
これにより日米の金利差が拡大し、低金利の円ではなく高い利回りが狙えるドルに資金が集中し、円安になりました。(円はドルだけではなく、他の通貨に対しても円安です)
⚠️ 円高になる局面として、日米金利差の縮小が考えられます。
要は、アメリカの利下げです。
アメリカの利下げにより、円への資金回帰が起こり円高になる可能性があります。
⚠️ アメリカの利下げによる円高だと、米国10年国債利回りは低下します。
⭕️ 円高を待っていたら債券利回りは低下している可能性が高いので、為替よりも高い利回りを優先すべきです。
円安での債券投資に関連する他の記事になります。
以上、債券投資のタイミングについてでした。
他に資産運用に関する記事を書いています。
以下のリンクが目次になるので併せてご覧ください。
無料の個別面談を実施しております。
無料個別相談は、資産状況やお悩み、投資に対するお考えをお伺いしながらアドバイスやご提案をさせて頂きます。
個別面談のお申し込みは以下フォームかXのDMからご連絡いただければ幸いです。
もっとカジュアルに相談したい方は以下からでもOKです。
<ご注意事項>
・当社の所属金融商品取引業者等は株式会社SBI証券、東海東京証券株式会社、エアーズシー証券株式会社です。
・当社は所属金融商品取引業者等の代理権は有しません。
・当社はいかなる名目によるかを問わず、その行う金融商品仲介業に関して、お客様から金銭および有価証券のお預かりを行いません。
・各商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。
[金融商品仲介業者]
商号等:株式会社ウェルス・パートナー 登録番号:関東財務局長(金仲)第810号
[所属金融商品取引業者]
商号等:株式会社SBI証券 金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会
商号等:東海東京証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第140号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融 商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人日本STO協会
商号等:エアーズシー証券株式会社 金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第33号
加入協会:日本証券業協会
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?