選手生命

スポーツ選手は
何らかの原因で現役続行が不可能になると
選手生命を終える。

バンドマンの選手生命が終わるのはいつだろう
線引きは人によって異なるとが
自分の中で決める事でしかない。
理由や原因は色々あるが、
自分が諦めない限り、辞めなくても良い。
そもそも、誰かに言われて辞める事自体、
ナンセンスで逃げでしかない。

自ら選手生命の終わりを宣言し、
笑って終わる事を望んだ
同世代の歌い手のライブを見てきた。

楽しい空気感が終始流れ、
ソウルフードの二人もいいライブをして、
お客さんも笑顔で帰っていった。
もちろん、真田修壱はベロベロだったが
その歌に翳りなどは一切感じなかった。

ライブ後、打ち上げをして、
どうでもいい話をして、車で帰宅した。
久しぶりにノンアルコールの1日だったので、
頭は冴えたまま眠気のこない帰路3時間。
ガムシャラに走ってきた事の証明は、
誰かが覚えてくれているだろうか。ん

やがてくるその時
俺もバンドを辞めるのだろうか。
僅か2年、ステージに立たないだけで
正気を保てなかった自分は。
藁でも縋って、
醜くてもステージに立つのか。

帰り道、あいつの事を考えた。
いつか帰ってくるかもしれない。

明日か
来年か
十年後か
未来か
来世か
この春か

変わらないことは、
いつまでも俺たちは友達だと言うこと。
そして
俺はお前の歌に救われた人間である事を
頭の片隅に覚えておいてくれ。

しゅう、お疲れさん

ビアフェスまであと16日。
ISAACの枠は空いたままだが、
俺たちは最高のイベントを作るのである。

俺はISAACを忘れない。


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