何にでもなれるほど僕らは何者でもない
2年くらい前に個展をやりたいなとぼんやり思いました。その時はライブ会場に絵を飾るぐらいのことしか思い浮かばず、心躍らされる感覚はありませんでした。ごく稀に自分でも説明できないようなエネルギーが湧いてきて、やりたくてしょうがなくなる時があるんです。その衝動に駆られたのが、1年前の名古屋セントラルギャラリーでの個展の話でした。
ギャラリーに対して自分の絵が小さすぎること、壁を埋めるほどの作品がないこと、問題は山積みでしたがなんとしてもその場所でやりたいと思ってしまった。思ってしまったら最後です。そのギャラリーに見合う作品を作ろう!となったわけです。
逆ーーーーーー〜〜〜!!!!!
普通逆だよねええええ!自分の作品に見合うギャラリーを探すよねええええ!
でもやりたいと思ってしまったからしょうがないです(笑)
あれから来る日も来る日も作品を作り続けて、完成まであと少しってところまで来ました。大きくなった作品を見て自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃ感動しました。作った自分と、それを見る皆さんとでは見え方が違うかもしれませんが、わあ!ってなってもらえるんじゃないかと(語彙力…)。
今回は約61mの巨大キャンバスに描くという、今までで1番大きな作品になります。だから1枚1枚の絵が良ければいいと言うわけでもないんです。61m全体で1つの作品になります。クリエイターとして、名古屋の一等地でそんな作品を作らせてもらえるなんて幸せの極みです!
音楽をしている時も、絵を描いている時も、そこでは何にも縛られず自由でいられます。藤森愛でいる時はどんな場所だって歌えるし、絵を描いている時は空だって飛べる。
自分にはできないと思っている時は、大体自分で自分の枠を決めてしまっている時だったりします。セントラルギャラリーで個展ができるなんて自分では1ミリも考えもしなかった。だけどできると言ってくれる人がいるってことは、できる可能性を持っているわけだし、後からでもいいからそこにいる自分に追いつきたいと思うんです。
何にだってなれる、どこにだって行ける、そんなことを想像して作りながら、見ている人にも何かを感じてもらえたらいいなと思いながら、61mの巨大キャンパスに夢を描きます!
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Taylor Guitarsプロモーション映像の楽曲を担当
Keith Goodwin、Zac Brown、KT Tunstall、Jason Mrazを含む50人以上のアーティストが結集し制作された、音楽業界を支援するチャリティープロジェクトへ参加
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