新日本プロレスの沼にハマる、夏。①

この夏、私は新日本プロレスにどハマりしてしまった。
夜な夜な、「新日本プロレスワールド」で真夏の祭典・G1 CLIMAX32を夢中になって追いかける日々。毎日ワクワクして、ハラハラして、何度も泣いてしまった。こんなに楽しい世界があったのかと、新しい扉をひとつ開けた気がした。

アラサーの心の内を書き溜める場にしようと始めた矢先、2つ目の投稿でプロレスにハマった話かいとも思うが、今の自分の情熱をどうしても残しておきたいのでよしとします。

ドラマで知った親日選手。深夜番組でどんどん気になる存在に

もともと、新日の選手はなんとなく知っていた。
演出家の木村ひさし監督が手がけるドラマが好きで、中居くんの「ATARU」や松潤の「99.9」シリーズのファンだったのだが、木村監督の作品は不自然なほど親日の小ネタであふれている。ヒロインがプ女子だったり、居酒屋のセットにグッズやポスターがぎっしり飾られていたり、なんと選手本人も登場する。曰く、木村監督は生粋の親日ファンらしい。
(「99.9」でヒロインの榮倉奈々が「オカダ・カズチカとカレーライスを食べる会」なんてイベントに行くシーンがあって、「プロレスラーってこんなイベントもやるんだ~」と思った記憶がある)

ドラマのおかげで、選手の名前や決め台詞が頭に残っていた。でも試合をきちんと観たことはなかった。
少し時は経ち、2年前から一人暮らしを始めた私は、深夜にTVをつけっぱなしにすることが多くなった。家族の制約なく真夜中にだらだらとTV見放題可能になった私は、「親日ちゃんぴおん。」と「ワールドプロレスリング」に出会う。
なに…プロレスラーって普通に面白いし、なんならかわいくない?と思った次の日に、雄叫びをあげながらド派手な試合をやっている。そのギャップが面白くて、2つの番組は毎週かかさず観るようになった。

もの足りなくてWORLD入会、沼への扉が開く

だが問題があった。「ワールドプロレスリング」は直近の試合を流してくれるが、30分番組なので結局はハイライトなのだ。
親日のTwitter(フォロー済)では試合結果がリアルタイムで、誰が勝った、どんな技を決めた、マイクパフォーマンスでこんなことを言った、といった情報がじゃんじゃか流れてきて、うおお観たい!!と掻き立てられる一方、いざ土曜日になったらお目当ての試合は放送されず…。

全部の試合を最初から最後まで観たい…選手の登場シーンも観たい…
どんどん膨らむ欲と、地上波では十分に観られないジレンマ。フラストレーションが募りに募ったころ、どうやら月額のWORLDに入れば、新日の試合は見放題できることを知った。
観られるところがないなら入るしかない…と、仕事に疲れ切った帰りの電車で入会のボタンを押した。2022年、夏の始まりだった。

入ったところで月額分ちゃんと観るかな~と、いくつかのサブスクサービスを持て余している私はちょっぴり不安だった。だがまったくもって問題なく、少なくとも7月、8月分のもとは取った。
ちょうど、年間で一番大きいとされる大会・G1 CLIMAXが始まったタイミングだったので、とりあえず観てみようと開いたのが沼への扉だった。

初めてまともに観る試合は、何これ!?!?!?の連続。
登場シーンってこんなに派手なんだ。
見たことがない巨大な外国人選手がゴロゴロいる。ゲームのキャラクターみたい。
ものすごい技がものすごいスピードで出てくるんですが(でも身体のどの部位がどこに当たってるのかわからない、とりあえず痛そうだけど)
マイクパフォーマンスはメインイベントに勝った人がやるのね。
選手単体とは別に、チームがあるの?ハウスオブなんちゃらって奴らすげームカつくな。
ねぇ内藤哲也って超かっこよくない??????

初心者丸出しで恥ずかしいが、今までなんとなくでしかプロレスを観ていなかった私には、すべてが衝撃で、刺激的だった。
試合を観ては、選手の名前、技の名前、チーム編成をググる。少しずつ覚えていくのがまた楽しい。毎日夢中で観るうちに、最初は訳がわからなかった技の数々も目で追いかけられるようになっていた。

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