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ヒロムちゃんに愛を込めて

昨年夏に新日沼にハマって以来、数々の試合で泣かされてきた。
タイトルマッチは大体泣くし、内藤哲也には特に泣かされてきたし、推しが出ていようとなかろうと涙腺を刺激されることは多々ある。

5.3のSANADA vs 高橋ヒロムのIWGP世界ヘビー戦も言わずもがな。というか、過去一泣いた。入場から涙が止まらなかったのは初めてだった。
途中涙で画面が見えなくなり、昂ぶりすぎて脳と口が直結したのか「がんばえ、ヒロムちゃんがんばえーーっっ」と幼児のごとく叫んでいた(注:自宅で一人、WORLDにて観戦)。
終始泣いていたので終わってからあんまり試合自体の記憶がないことに気がつき、一日経って見直してみた。
でもやっぱり入場からうるっときてしまったし、中盤でTIME BOMBを畳みかけるあたりでまたもヒロムちゃんがんばえーーーと叫んでいた。結果わかってるのに。

前哨戦のときからこのカードにはずっと切なさが漂っていて、超楽しみ!!!と思うには何かが引っかかる…でもその理由を突き止めてしまったら、ヒロムちゃんが語る「夢」を否定してしまうことになるから、絶対にだめだと思っていた。
そうやって塞き止めてきたものが、入場してきた彼のいつもとは違う固い表情を見たときに爆発した。一瞬で察した。ああ、この人が一番わかっているのだと。すでに何度も挑んできたことで、すべてわかっていて、わかった上で今日これからまた挑むのだと。

ミラノさんが、ヒロムちゃんの言葉はお客さんを巻き込む力があると言っていたけど、確かにその通りで、私たちはヒロムちゃんが煽れば煽るほど期待してしまう。画面越しだったから現地で本当のところはどうだったかわからないけど、圧倒的に終始ヒロムコールが大きかったように感じた。
当日までファンを、そして自分自身を煽った分だけの重さがあの身体に乗っかっていたんじゃないか。一般人には想像もできないプレッシャーだろう。

二人がリング上で並ぶ姿は見慣れているはずなのに、改めて正対する二人はずいぶん身体つきが違って見えた。身長、筋肉のつき方、硬さ、手足の長さ…
それらの差がさらに、技の威力の差へとつながる。SANAやんが大技を繰り出すたびに、目を背けたくなった。
今までジュニアとヘビーの違いをそこまで意識したことがなかったけど、意識して見るとそこには明らかに大きな壁があった。プロレスに体格の違いは関係ない、と頭ではわかっていながらも。

結果はヒロムちゃんが負けてしまったけど、闘ってくれてありがとうという気持ちでいっぱい。試合の内容以上に魅せられてしまったから。
自分の夢を口に出すこと、自分で自分を逃がさないこと。それは私にとって、歳を重ねるにつれてどんどん出来なくなっていっていることで、今回ヒロムちゃんが「俺を見ろ!!!!!!!」って首根っこ掴んで見せてくれた気がする。めちゃくちゃかっこいいよ。私もそうありたいよ。

試合の余韻が続く中、ずっとどこかそわそわしている。
私も何かしなきゃ、でも何かって何だ?
やりたいことがあったはず、やれることもあるはず、
そもそも今やっていることにもっとちゃんと向き合わないと。
そんな考えがぐるぐるぐるぐる頭の中を巡っていて、完全にヒロムちゃんに触発されてしまったみたい。

岡本記者のツイートでラーメンを食べる姿に安心した。(当日中に無事な姿を見せてくれた岡本記者、グッジョブ)スーパージュニアまでの束の間、ちょっとでも重すぎる荷物を下ろせる時間がありますように。
スーパージュニアはそれはそれで、4連覇という重責が乗っかってくるのね、、、無責任なファンはまたあなたに期待してしまうけど、どうか許してほしい。

そしてありがとうの気持ちで、6月NEW JAPAN ROADの八王子大会のチケットをポチりました。まだカード一枚も発表されてないけど、地元大会だからきっと会えるよね…!?メインでヒロムちゃんのマイク聞けたらいいなあ。
久しぶりの現地観戦だし、今からめちゃくちゃ楽しみ。その日まで私もがんばるぞ。……何かを!



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