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Story 5 初ミーティング

2019年9月7 富士見やげ 初課外ミーティング in珈琲屋OB
メインメンバーとignite以外で初めてのミーティング。
場所は諏訪にある珈琲屋OB。
ここは今後、富士見やげのベース基地になる場所だ。
お店の第一印象。「珈琲の量が半端なく多くないか?飲みきれないぞ」と不安に。
しかし、私たちは時には、この半端ないコーヒーの量が足りず、
注文し直すくらいの時間を毎回のミーティングに費やしていくことになる。

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今回のミーティングでは現在の状況と今後、取り組まないといけない課題を話し合った。

いろいろ話し合っていく中で、
私は本当に「お土産」が好きなんだと気づかされた。

土産とは人間関係が上手くいくツールだと本当に思っている。
●お土産を渡すと幸せになれる(?)
お土産を渡すとその土産を介して会話が生まれる。

相手の価値観がわかる、その人を幸せにできる。

お土産を渡した自分も幸せを感じる

●お土産もらっても幸せになれる(?)
お土産をもらうという行為以上に、相手の気持ちが嬉しい。
相手が自分のために少しでも時間を費やして
「何を買おうか?」「何が喜ぶかな?」と考えてくれた時間が嬉しいのだ。

お土産に限らずプレゼントするという行為は、
相互にとってコミニュケーションを深める素敵な行為だと感じている。

メンバーとのミーティングで
普段、お土産に関わっている自分の内面を見つめ直せた。
普段は漠然と思っている事が、目の前に見える化された。
見える化されると、次に何をしていけば良いか先が見えてくる気がした。
そんな大きな発見のあった初ミーティングだった。

2019年9月13日 ignite Vol 6
メンバーと色々議論を交わし、ついに富士見やげの第一弾の企画内容が決まった。
【地域の魅力に紐づいた何これ!?と感じる魅力的なお土産】を作る。
「地域の魅力」は郷土に伝わる伝説「八ヶ岳と富士山の背比べ」。
これが富士見やげのファーストコンセプトだった。

「八ヶ岳と富士山の背比べ」に着眼したのには訳があった。
昔、この地に住んでいた。
学校でこの伝説の話を聞かされて、すごく面白いなぁって感じた。
富士山が怒って八ヶ岳を蹴って、その勢いで8つに分かれたなんて・・・実際にはありえない話だが
その創造性にとてもワクワクしたのも今でも思い出す。
そんな地域の魅力を生かせた商品を作りたいなって思っていた。

地域の魅力(伝説)に関連した実用的なお土産にする。
そうする事で、この土地でしか得られない土産話で出会える。
それが私たちが最初に思い描いた仮説だ。

まずはこの伝説を今一度調べて
伝説のどんな部分をデザイン化していくかを議論して行く事になった。


2019年9月28 富士見やげミーティング Vol2 in珈琲屋OB
今回のミーティングでは商品のターゲットなどを話し合った。

少し難しい言葉を多く知った(笑)
STP、セグメンテーション、ターゲティング・・・・。
内容を聞くと普段の仕事でも漠然と考えていたことではあった。

今までは漠然と考えていたから、確証バイアスのように自分に都合よく解釈して進んでいた部分も
多かった。
しかし、その漠然と考えていた事を本当に「価値があるか?」と
議論して行くことで
次にやるべき事が見えて来るんだと感じた。

作りたい物を漠然と作っていては夏休みの工作になってしまう。
しっかりコンセプトを決めて、販売までこぎつけたいと本気で思うようになっていた。

2019年10月2 富士見やげミーティング Vol3 in珈琲屋OB
連続ミーティング。議論がどんどん広がって進んでいる感じがする。
今回のミーティングで伝説に紐づいたプロダクトデザインのラフ案を用意した。

プロダクト案は2種類。
一つは「味噌皿」
・地域の魅力→背比べ伝説、セロリ
・何これ!?→八ヶ岳エリアの形の皿、セロリ置きの山
・効果→食卓での会話が弾む

八ヶ岳エリアの形をした皿。八ヶ岳と富士山部分が地元名産のセロリ置き。諏訪湖部分が味噌入れになっている。
背比べの伝説では山の高さを競うために八ヶ岳と富士山に樋を置いて水の流れた方が低い山と決めたとされている。
それにちなんでセロリおきにして見た。

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二つ目は「ハンコ入れ消臭木」
・地域の魅力→背比べの伝説、地元産木材
・何これ!?→頂上部 ハンコ押すシステム
・効果→玄関先ので会話が弾む

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八ヶ岳エリアのもみの木を使用。もみの木は消臭効果もあるので普段は玄関に置いて使用。
富士山に蹴られて頂が飛んだイメージの蓋。開けるとハンコが入っている。

この二つが富士見やげの最初のプロダクト内容。
コンセプトを元に議論を交わし形にした。
これらを元に次回のignite!に挑み反応をみて行くことになる。

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