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見方を提示する~次に進むために~

12月もあと1週間となりました。まだまだ今年はやることがあって、最後のひと踏ん張りは必要ですが、クリスマス期間は少し休暇をいただいて、次に備えます。

今月は、キャリアコンサルティングの機会を多くいただき、集中的に30名以上の方々と面談しました。

このご時世、不安なことが多くあるようで、その不安を言語化してもらって、どう行動していくのか、一緒に考えていくような感じでした。まだ直面していないことや、大きな挑戦になりそうなことに進む前では、どうしても気持ちが前に出ない。不安な気持ちが払拭されないというのは、よくある話でしょう。不安な気持ちを言葉にしてみると、その不安の源が見えてきます。

時には、相談者の背中を押すような感じで選択肢を示し、次の選択に向かって、一歩前に出るためのヒントも提供しました。ヒントを求めている人たちもいるので、私は積極的に提示しています。ヒントを活かして進んでいいけばさらに良い形になるのかなとの期待も込めています。

自分自身のことというのは、私もそうなのかもしれませんが、わかっているようでわからないことが多いです。他人から指摘されて、「ああ、そう見られているのだ」と思うことは多いですね。強みに該当する部分は、自分ではわからないという方が多数です。強みを見つけるために、経歴の振り返りや、気持ちの部分の解きほぐしを通して次の一歩を踏み出すようにしています。

自分のことがわからない、と話す人には、「このような面もあるんじゃないのかな」と伝えると、「そうかもしれませんね」といった感じで気づくようですね。ちょっとした見方を変えるだけで新しい世界が見えてきて、不安が拭えればいいのかなって思います。

一面的な見方だけだと、なかなか気づかないものです。話をしてもらうことによって新しい物事に気づける。その新しい物事を活かすもそのままにするのも自分次第ですね。

背中を押したり、気持ちにエンジンをかける役割になることはあっても、動くかどうかを決めるのは相談者の方々。無理することはないのですが、動いて何か景色が変わるのであれば、やってみる価値はありますよ。不安を少しでも減らして、一歩進んでみてはどうでしょうか。

今年9月に私が書いた本も、何かヒントになればいいですね。居場所、それは動いてつくるものでもあるからです。


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