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余談『「Lucky² LIVE TOUR 2023 “Happy Summer”」東京公演(昼・夜)』に行ってきた

台風7号「ラン」

先週、沖縄近海を行ったり来たりしつつ大迷惑だった台風6号が日本から離れたのと同時に熱帯低気圧から台風に発達した台風7号「ラン」。
元Girls²の石井蘭ではない。
たしかに誕生日は8月7日だけれども。

その台風7号、当初の予定では13日頃に日本列島最接近と言われていたのだが、気がつけば足は遅く、更に進路を西に取り始めたため、関東地方には多少の雨風をもたらすものの、大きな影響はなさそうで、無事、本日8月13日のツアーを迎えることができた。

ただそれたとはいえ、地方から東京を目指したり、東京から西へと帰る人たちなどの足には大きく影響することもあり、ツアー参加を諦めた人もいるらしい。

なので、こうしてツアーに参加し、Lucky²のパフォーマンスを見た自分の拙い文章でなんとかそのイメージが伝えられたらとは思う。

そんなわけで本日の「Lucky² LIVE TOUR 2023 “Happy Summer”」東京公演について、昼・夜と参加してのレポートを始めます。

もちろん、頭のほうは私的でどうでもいい話なのでぶっ飛ばして頂いて結構です。

備えあれば憂いなし

こうしたライブへの参加というものは
=ファン(同志)との交流も目的となる。
東京公演、そして千穐楽はある意味、祭りのフィナーレ。
今回で言えば夏祭りの終わり間際、あのどこか物悲しい切なさを感じずにはいられない刹那。
線香花火の火花が弱っていく瞬間にも等しい。

だからこそ記憶に残したい。
そのために我々は最大の努力をする。

フォトカを集める。
人によってはコンプリート。
人によっては推しメンバー無限回収。

そして推しのコスプレをする。
大人から子供まで、特にお子さんのいる家庭においてはその子をどれだけ推しと同化させられるかで苦心している。
お母さんに至っては夜を押しての作業が続く。
ミシンに手縫いにアイロンプリント、マジックテープに時には衣料用ボンドなど、あらゆるものを使って結局のところ安全ピンに逃げるかもしれない。

お父さんに至っては完全なる財布か脚(車)として「やれやれ」と思うのか、それとも「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら~」に則り、Lucky²のファンとなってしまうかである。よく聞く話では娘さんがファンだったりして「仕方ないな」と連れて行くうちに気がつけば自分がはまっていて、娘が行けないのに単独で乗り込む、奥さんにこっそり自分のお小遣いの範疇(だと思う)でグッズを購入する、ツアーを申し込むなどするパターンがある。
これは娘さんとのコミュニケーションツールともなり得るので家庭内の平穏を保つ意味では意義あることだと思う。

家族全員ではまってしまえばもう落ちるところ……じゃなくて、行くところまで行くしかない。
待っているのはどちらにしろ天国だ。

我が家は自分のみ。
仕事をしていて彼女たちを知るうちにどんどんはまり、応援したくなり、公式からフォローされた以上、逃げることはできないとできる限りのことをしてあげたいと思うようになっている。

……とはいえ、文章を生業としており、それを以て勝手に創作物語を世に流してしまうと迷惑をかけるかもしれないので、完全に仕事とは切り離されている趣味のイラストの技術を高めてLucky²の良さを世にアピールできればいいかと思うようになった。
元々はアニメ『ダイヤのA』がまだ走り始めの頃、グッズも少なく広報展開もなかなかない中、くすぶってるファンに向けて「こんなグッズほしいんだけど」でちびキャラを毎日、飲んでるドトールコーヒーとともに上げる活動を続けた結果、フォロワーが急増したので「公式に近い人間が味方につく意味」というものをファンは好意的に受け止めるわけでそれを裏切らなければ、ここから別の方向への波及効果があるかもしれない。
……と勝手に思って今回もその方法を使うことにしている。

Lucky²のファンたちが求めるものはなにか。
最初はネムボにイラストを描いてそれをプリントアウトしていたものをお分けしていた。
ただ見ていると嵩張るものはそのままの形でキープするのが大変だということ。
なので小型化が望まれるということでフォトプリントを配ることにした。
しかしこれはこれでコスト面がそこそこ跳ね上がる。
コンビニプリントですらL版一枚60円。
そして枚数にも限界がある。
更には個人的なアピールのネムボのフォトプリントなので、興味がなければただのチラシと同じである。
なので推しメンバーをそれぞれセレクトできるようにしたほうがいいのでは……。
となり、ドット絵を描いている課題で苦しむ大学生がやっているシール配布が一番よいのかなと思うに至った。

プリンターがない自分はコンビニでシールプリントができることを知り、こちらで最初は作ることにした。
L2版一枚300円の世界である。
ここにメンバー9人を配置すればひとりあたり29円のコストでおさまるのでフォトプリントよりは安価であり、更にはサイズも小さくなる。
が、結局のところ10枚作ろうとすると3,000円の世界。
CD一枚買えてしまう。

できれば一人あたり15円程度におさえたい……。

……とはいえ、ファンと交流することに意義を感じており、自分にとってはある意味リサーチ活動でもあるので、自分が個人事業主なら領収書とって経費で申告したいレベルの案件ではあるのだけれど(おそらく経費として申告できないけど)、やめるわけにはいかない。

ということでGirls²のリリイベを通して、シール作成のなにが難しくなにが大変なのかを考えた結果、自宅で全部できる環境を整えることがベスト。

結果、A-oneさんのラベルシール用紙(光沢紙・ホワイト)10枚入り・税込価格(本体価格)1,276円(1,160円)

君にきめた!

となるわけである。

A4サイズに理想的なサイズのメンバーキャラクターのシールを作ると目安となる大きさは4cm×6cm程度。
これならば一枚あたり20人程度は配置できる計算となる。
カットするため余裕を持っても18人、つまりLucky²ならば各メンバー2人ずつ切り出せる。
ひとりあたり6.5円。
大幅なコストダウンである。

なお、ハードウエアのランニングコストを考えると、
EP-815A 約27,000円
インクジェット(サツマイモ) 約2,700円
なおインクの減り具合から150枚はプリントできそうな感じなので、一枚あたりにかかるハードウェアの償却費は180円。
同じメンバー全員を一枚に収めた
コンビニフォトプリントL2版を10枚作ると3,000円。
プリントアウトA4サイズ5枚を作ると約1,100円。

つまり1/3。
一度で約2,000円浮くと考えると、
「CD一枚買えるじゃん!」
となる。

正直な話、元を取ろうなんてまったく考えておらず、いかにCDに資金を回すか、グッズにつぎ込むかしか考えていない。

遊びの金をちまちま計算してもいいことはない。

なので上に書いた細々とした計算は自分を納得させるために書いているに過ぎないので読み飛ばして頂いて結構です。

とにかく、シール作ってて楽しいでのそれで十分。
というか資料素材(ネットの写真)眺めては「あー、かわいい」
「こここうしたらかわいくなるんじゃね?」の
繰り返しなので仕事でガサガサしてる心をたいらにする安寧の時間に繋がっているので問題なしです。

下書き
線画
完成

プリントアウトしたシールは手作業でハサミでちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょきちょき……と時間をかけて切り出します。
結果――。

カット終わり

少しいたずら心も含めて、大きなサイズも作り「あたりあり」みたいな感じでできたら少しは夏祭り感でるんじゃね?
と思い、各メンバー3枚ずつ当たりを仕込みました。

あとはいつもどおりライブに行く準備を整えて、就寝。

むちゃくちゃ早く行くつもりはなかったのですが
グッズ販売が9時30分からだったので8時着くらいでいいか……と思いつつ4時起きでのんびり準備する感じで就寝。

早朝

Zepp hanedaのある羽田イノベーションシティの周辺にコンビニはありません。
あるのは施設内のデイリーヤマザキのみ。
更に言うならばここは平日は朝7時から営業していますが、休日は9時から。
つまり朝早くZeppに並ぶ民には優しくない場所だったりします。
熱中症対策のためにしっかり朝食を取ることが大事。
なので朝ごはんだけはしっかり食べておきたい。
なので――、

ひとまずどこかのコンビニでおにぎりを買おう。

ボールド書体にするほどのもんでもないのですが、
きっとJR東日本のNEW DAYSならどこか開いてるだろ……と考え、食事問題はなんとかなると踏んでおりました。

家を出て天空橋に8時頃に着くにはこの辺の時間――という予定を立てていたのだけれど、ウェザーニュースの5分ごと天気予報を見ていると、ちょうど駅に向かう時間帯に轟轟とした雨とか書いてあるので「あかん!」となり、早めに家を出ること。

結果、始発出発。
駅につく頃に雨が降り出しました。

始発とはいえさすがのお盆。

自分の乗る上り方面ではそれなりに大きな荷物を持った乗客たちが目立ちます。
一方、下り方面の列車を見ると、ぐったり疲れた様子で朝帰りのカップルとか若者たちの姿の中にスーツを着た方などもいたり。

そういえば昔、漫画家さんのアシスタントをしていた頃、始発の下り方面の総武線で帰っていたのですが、飲んでしどけない姿のお姉様などを何度も見かけたことがあり、人はこうしたところに本性が出るのだと勉強したことがありました。

電車はなんの問題もなく東京駅に――。

ここでふと思ったことが。

東京駅なのにいつもの売店たちがあいていない。

あれ?
おにぎり買えないじゃん。

きっと新幹線乗り場の近くなら開いているのだろうけれど、そこまで行くのも面倒な中央線。
浜松町のNEW DAYSなら――。

そう思い、浜松町に行くのですがNEW DAYSの開店時間は6時30分から。
ちなみにこのとき6時10分。
あと20分、ここで待つか――、近くのコンビニをさがすかの二択となりました。
Google MAPさんで見ると近くにファミリーマートが。

ネットワークプリントではお世話になっているファミリーマート。
ここでも縁が繋がっていたのか――。
(ちなみに自宅から一番ちかいのがファミリーマートなのでほぼ毎日通っている場所なので縁がつながるとかそんな次元の話ではない)

ここでおにぎりを買ってモノレールに乗車。
午前7時過ぎには天空橋についてました。

予定より一時間も早く――。

Zepp haneda

Lucky²のツアーというとBRAND NEW WORLDやファンミーティングでお世話になったZepp ダイバーシティでの待機列が記憶にあり、朝の7時にいっても30人くらいは並んでいたので今日もそれぐらいかなと思いながら羽田イノベーションシティのエスカレーターを上りながら、雨でつるつる滑る床の上を黙々と進む。

みると人影が――。

そのかずは5~6名程度。

ちょっと少ないけど、まあいるといえばいるか。
すごいな。

なんてことを思いながら近づくと、よくお見かけする方2名が並んでいただけでした。

他はスタッフ。

いや、スタッフの数のほうが多い。

ということで三番手として現地到着。
列のひとりとなりました。

現地の天気は雨はすでにあがっており、床が多少濡れている程度。
けれど付近に雨宿りできるひさしのようなものは少なく、途中で雨が降ってきたら大変なことになるなぁ……などと思いながら待っていると、雨が降るどころか太陽がジリジリと肌に照りつける始末。

雨よりはいいけど、暑い。

幸い風が吹き抜けるため「もうだめだ」とはなりませんでしたが、Girls²とiScreamのリリイベで夏の日差しに鍛えられてたためか、「あのときよりは涼しい」という気持ちで時間を待つ感じに。

ただ列形成の流れは鈍く、天空橋という場所のせいなのか、天候のせいなのかはわかりませんでしたが、折返しができたのがグッズ販売の30分前くらい。
のんびりスタートといった感じでした。
スタッフさんたちも雨対策のために配置に試行錯誤を重ねていたようです。

雨降ったらどうなるのかなぁ……。

ちなみに待機列先頭近くに等身大のパネルも設置されたのでこれはLucky²でした。

超近い
誰も手に触れないところがファンの品の良さを表してる

時間どおり9時30分にグッズ販売開始。
もともと事前に応援グッズなどでほとんど欲しい物が揃っており、クリアフォトとフォトカードをコンプするためにそれを買う感じで。

そしてCDも予約して早く涼しいところへ――
ということでタリーズに。

そこで開封の儀。

梨々花の3カード
何枚予約したかは聞くなよ
ちなみにスマホ撮影会はハズレ
推しのサイン入フォトで元は取った

――アイスコーヒーを飲みながら涼み、隣の人たちがアクスタで写真撮っていたり、また反対側の席ではフォトカードをスリーブにいれてる女の子がいたりと、ここはLucky²ファン貸し切りになりつつあるななどと、のんびり時間を過ごしている中でふと気づいたことが。

あ、シール配ってない。

なので慌てて

そのあと返信を確認しないまま、人がいるほうに移動しようと11時くらいにZepp hanedaへ。
その前にトイレ――に立ち寄り、スッキリしたところで
「先生~!」
と聞き覚えのある声が――。

そう。
図々しい小学生の登場である。

「お母さんのところで待ってて」
と言われたので待つことに。

あのシャイで初々しかった君はどこへいったんだい?

そんなことを思いながら、覆水盆に返らず。
素を見せた女の子はずっとそのままなのは結婚生活24年のうちの奥さんを見ていてわかっているので
その辺は記憶を上書き。

とりあえずお気に入りの優和と朱里のシールがほしいというので渡すことに。
だが図々しくなったわがままは絶好調。
結局全キャラ持っていくことに。
しかもあたりを二枚引いてるし。

なので同じタイミングでシールをもらいに来た子にも全キャラ渡すことにした。

こんな感じで道道で声をかけられ、ちょっとずつお配りすることができてよかったと。
各メンバー20枚ずつ用意してたのでなくなることはないだろうと思いながらも一枚も配れなかったらどうしよう――と不安になっていたのでよかったです。

そしてそのまま時間となったので昼公演のためにZepp hanedaに入りました。

なお昼と夜の間の待ち時間でも雨宿りしながら、シール配布やファン同志でのトークなどできて楽しかったです。
雨宿りしていた場所から見えたレストランの店内でYoutubeでLucky²やGirls²の映像が、スピーカーからはYoutubeプレミアでLucky²やGirls²の音楽が流れてきて、楽しめました。

では、ふたたびツアーの話しに戻ります。

Lucky² LIVE TOUR 2023 “Happy Summer”

今日のツアー、
昼公演は11時30分開場の12時30分開演、
夜公演は16時00分開場の17時00分開演。

自分の座席は昼の部はG-5。
夜の部はF-38(上手最端。隣が扉)

昼の部では見知った方が隣だったり、会いたかった方が後ろだったりと、いる感じに。
考えてみたら一年くらいのファン活動を通してそこそこ知り合いとか増えてきてるわけで、そうなるよねぇといった感じ。

待機時間もどんなステージになるだろうとか、隣の方とお話してるうちに時間に。

場内に流れていた他のアーティストのBGMが絞られ、Lucky²の曲のイントロが流れ出す。

これはアイコトバかな?

イントロ流れる暗いステージの上、下手からあられるLucky²のメンバーたちのシルエット。

縦一列に並んだLucky²のメンバーが先頭からひとりひとりと舞台の左右に別れていく。

そして全員が横に並んだところで照明が灯されアイコトバが始まる。

01:アイコトバ

♪届け、届け。
夏らしい爽やかな曲で公演の幕が上がる。
まさに♪夏風なびく横顔ちらり。
このツアーにおいて一曲目にふわわしい選曲。
「ツアータイトルの曲がない」
そんな話題もあがってはいたものの、
夏そのものがこのツアーで表現したいものと考えると
夏感を全面に出した選曲やパフォーマンスで来るのだろうとは予測していた。

そして一曲目は予想どおり、これだった。
未発表の曲もってくるはずないし。

コレオの中にある日彩のガッツポーズが好きなのと、莉愛の躍動感あるダンスが感じられる良曲。
テンションは一気にあがってLucky²タイムに突入している。

さあ次は何が来るのか――。

02:ラッキータイム

♪JOY JOY ENJOY
から始まるイメージ通り、Lucky²のさわやかな朝の曲。
おはスタに出演していた当時のエンディング・テーマだった一曲。
自分がなぜLucky²に引かれるのかという部分があるとするならば汚れちまった自分にはない健全さがあるからなのだろう。
彼女たちのパフォーマンスに出会える今こそがまさに
♪ラッキータイムなのだ。

03:Lucky day☆ (9人ver.)

三曲目はなにがくるのだろうか。
そんなことを思っていると流れてきたのは知ってるけどどこか違う曲。
Lucky day☆は「キミすき」収録の莉愛と優來のふたり曲である。
それを9人でのパフォーマンス。
2,3曲とラッキーつながりで繋いできたのだ。
明るく前向きな三曲が続き、Lucky²のツアーらしさが全面に出されている。

さて次はなにが来るのだろう?

04:夏の魔法

ここで先行配信されている新曲が。
まさに夏づくし。
納涼Lucky²祭り開催中。
♪あのときの花火大会
とか
♪夏の香りがした
とか
夏満載。
おっちゃんたちの当時の記憶をチクチク差してくる。
これは子供よりも大人に刺さる曲。

なぜか浴衣姿のあの子をおもいだしたよ……。


二次元だけど。


*MC~自己紹介(上手より)

四曲続けてのパフォーマンスから横一列に並び直しての自己紹介タイム。順番は以下のとおり。
今回はしっかり名前呼びのレスポンスする時間がありました。

 森朱里
 上村梨々花
 佐藤栞奈
 杉浦優來
 比嘉優和
 山口莉愛
 永山椿
 佐藤妃希
 深澤日彩

MCのトークとしては『夏の魔法』についてが中心。
盆踊りをイメージした振り付けとか、花火をイメージした手のうごき。
更にリンゴ飴を指で表していたりとコレオの細かさが。
またフォーメーションの中でペアで向き合い見つめ合うところなどで見つめ合うところが多いのがLucky²あるあるだと話題に。

夜公演では
梨々花が同じ用に振り付けの話から持っていったところ、りんご飴のところで森朱里乱入。
ほしがりの森朱里、
朱里「りんご持ってきてー」とLuckyトークのネタをかますも戸惑う観客たち。
森朱里「かしこまり」で~に対して「り」がついたことで
新たに「かしこまりんご」というレスポンス爆誕。
次のツアーからたぶん使われるはず。

05:Girls Revolution

Girls²から受け継いだ曲。

初めてパフォーマンスをみたのは、Girls²のアリーナだった。
あのときの18人パフォーマンスは圧巻だった。
でも完全に自分たちの曲として身につけた今、あのとき以上の表現力がそこにあった。

先輩と後輩の絆が自然とつながる形は、ライバルを登場させたりグループ同志を競わせる他のグループにはない良さがある。
だからこそ自分はGirls²とLucky²が好きなのだろう。

06:Shake!Shake!Shake!

「FUN!FUN!FUN!~夢∞」に収録されている曲であり、
Lucky²の初々しさの残る曲。
みなにCLAPを促す参加型スタイルで観客を乗せていく。

途中、収録に入っているステージ下のカメラに、椿がアピールする姿が様になっていた。
というか、この子はこういうところ抜け目ない。
「プロ」と言われる所以であろう。

07:パリララ!(栞奈・優和+莉愛・梨々花)

「キミすき」収録の栞奈・優和の2人曲に莉愛と梨々花のダンスパフォーマンス+コーラスをつけた新たなスタイル。
新たな驚きとともにボリューム感が増していて、ライブのテンションを下げることなく好印象。

08:Smily Moon(椿・日彩+優來・朱里・妃希)

「キミすき」収録の椿・日彩の2人曲に優來・朱里・妃希をバックに従えての、こちらも新たなスタイルで。
こちらも椿のアオリなど見どころ満載。
収録していたということは、なにかの特典になる可能性高いのでまた見てみたい一曲。

09:DISCO TIME

9人体制となって最初に作られた曲。
そのためか安定感半端ない。
9人の自信も見られて、表現もしっかり身についてきている。
チャーミングであり、かつ、艶めかしさのあるコレオがなんともいえない。
とはいえ
♪ヒュー
となって走る森朱里は健在。
♪しー
の山口莉愛の圧倒的存在感も健在。

10:Fun!Fun!Fun!~夢∞~(9人ver.)

そしてここでEPの表題曲が続く。
ツアーがメインストリームに入った証だ。
Lucky²の看板曲のひとつである。
こちらは6人曲から9人曲にバージョンアップしている。
6人でスタートしたときの未熟な影は消え、こちらも自信あふれるパフォーマンスを見せつけてくれる。

*MC~コール&レスポンス

優和からの「もりあがってますか!」的なアオリタイム。
メンバーにとっては給水タイムでもある。
あれだけの運動量をこなしてるのだから給水と休息は必要。
なんとなく見ちゃってるけど、ステージの上で彼女たちがやてることってすごいことなのだと改めて思う瞬間でもある。
自分なんて最初の一分で足が攣ってリタイアする自信しかない。

11:キミすき(6人ver.)

ここでリズスタ組がはけて
「キミすき」をなんとも懐かしい6人バージョンで披露。

そしてここからシームレスにパフォーマンスが続いていく。

12:ダンストラック/キミすき~キラキラなストーリー

キミすきのインストが流れる中、衣装を替えた梨々花、朱里、妃希が次々と現れ、それぞれのダンスを魅せていく。
そして曲が途中からキラキラなストーリーへと変化し、衣装替えを終えた残り六人が登場。

13:キラキラなストーリー(莉愛・優來・優和・梨々花)

『ガル学。II〜Lucky Stars〜』(ガル学2)の劇中曲。
実はガル学2を作っていたとき、最初に彼女たちのためにと渡されたサンプル曲の中にあったのがこの曲だった。
(歌は仮歌だったけど)
だからこそ自分にとってガル学2といえばこの曲がまっさきに頭に思い浮かぶ。
劇中でもトラブルでこの曲が歌えなくなったり、それでも再び自信を持って歌い上げたりと、物事は順調に進むだけじゃない、試練を乗りこえ、それが自信になったときに人を動かすだけの表現を身につけることができる。
そんな思いを物語に詰め込んでいたりする。

だからこそキラキラと輝く彼女たちの姿にちょっと感動して泣きそうになった。

14:Shooting Star

新曲のうちのひとつ。
このツアー初披露の曲でもある。
だからこそSNSなどでは噂はあったものの、どんな曲かまったく予想がつかないでいた。
9人だからこそのパフォーマンス。
新しいカタチをみせていたのではないだろうか。
優和を軸としたボーカルラインは他の曲でも見られるが、
リズスタ組が前面に出てきた印象。
特に梨々花の高いキーを存分に活かしつつ、
日彩と栞奈が低音をカバー。
莉愛・優來が裏に回る構成はLucky²の中では新しい試み。
そして日彩の男前な「星になれ」
これに尽きる。

配信はよ。

そう思う曲。
ちなみに妃希ファンはずっと「シューティングスター」で悶絶していたようです。

*MC~ダンストラックについて

「キミすき」を6人で披露するのは久しぶりで
優來は二年前の初披露が忘れられないとトーク。
妃希はダンストラックはずっとやりたかったことで、やりたいことができて嬉しい、朱里もリズスタ組三人でダンスできるのが楽しいとトーク。梨々花も三人、タイプの違うダンスが魅力的だったと。

そしてここからはこの曲のメドレーです、とアナウンス。
やってきたのは――。

ガル学メドレー(15~21)

15:ICHIGO ~一期一会~
16:シュワシュワ
17:ベストフレンド
18:ポピポパ
19:LOVE MEETS GIRL
20:3・2・1…BREAK!
21:ツナグツナグ

「ありがとうございます」と思わず口にしてしまったメドレー。
ガル学2関連、パフォーマンスされたら自分に向けられたメッセージだといつも勝手に思い込んでる。
だから感謝の言葉しかない。
まだまだLucky²の1ページでいられることに喜びを感じずにはいられない。

*MC

このツアーのリハーサルが始まった頃、梨々花の誕生日があったのだけれど、皆が祝ってくれたそうで。
けれどサプライズのプレゼントを隠すのが下手すぎて事前にわかってしまったことなどをトーク。
これは森朱里のときも同じで最初からバレバレだったと。
だからふたりとも「見なかったこと」にしたそうで。

Lucky²はものを隠すのが下手という暴露。

そしてここで残り2曲です、とアナウンス。

22:BRAND NEW WORLD

ああ、もうすぐ終わる。
いや、これが新しいLucky²の始まりなのかもしれない。
新しい扉を区切り抜け、新しい価値観を見出していく。
Lucky²はまだ成長の途上にあるアーティスト。
かわいらしいままでありながら、大人への階段を上り続けていくのだろう。

23:ラキラキLOVE

リリイベで何度も見に行ったこの曲が一番思い出深い。
いろいろな出会いがこのリリイベを通してあり、自分にとっても、Lucky²の持ち曲の中で心明るくしてくれる大切な曲のひとつ。
これでツアー締めくくりになるのは実にLucky²らしい。

ENCORE

まあアンコールのないツアーというものもあるのですが、これを楽しみにしている観客も多いのが事実。
アーティストにとっては、ツアーという箍が外され、自由に今の自分たちを魅せられる瞬間でもある。

ツアーTシャツにアレンジを加えた姿かつ、アンダーはDISCO TIMEの衣装だったりをつけているメンバーもいて、総合的に懐かしい気持ちにさせてくれる。

最初から最後まで自分たちはLucky²である。

そんな決意表明を感じた気がした。
……なんてことを書くとちょっとかっこいいと思ってしまう。

E-01:神様Noでも僕らはYes

はい、自分、大好きな曲のひとつ。
Lucky²の中のヒーロー路線というか、物語性が恋する女の子などではなく、世界よりもキミを守るぜ系。
かっこよくて切ない。
後半の♪もしも今――
からのひとりひとりの歌いわけが神がかる。

*MC

アンコールありがとうございます~からの抽選。
サイン入りツアーTシャツあたりますコーナー。
当たるわけがない。
そしてここで「夏の思い出」トーク。

昼公演では梨々花が
「毎年キャンプいってたこと。そして川で遊んだりBBQとかでファイアスターターで火起こしをしたこと」からのファイアスターターの身振りアクション。
実際にやると地味になるんだけどね。

続いて椿が
「自分んちに屋上があってスイカ割りをそこでしたこと。あと流し素麺の機械で流しそうめん楽しんだこと」などをトーク。

夜公演では
優來が
「ラブパトに8月9日に七色ソラとしてデビューしたのが三年前。それが今もこうしてLucky²としてステージに立てることが嬉しい」

朱里が
「7月に壁紙撮影で海にいったとき、風がとても強かった。でもそこでみんなでかき氷や焼きそば食べたのが思い出になった」と。
森さんだけに盛りすぎ。

更に
優來「夏休みといえば宿題なんですが、莉愛さん! どうですか?」
莉愛「レポート4行といっていましたが、まったく進んでません!」
優來「私と椿、妃希、梨々花ちゃんとで勉強会をやっているときに日彩ちゃんと一緒に楽しんでましたね」
莉愛「ホラー映画みにいってました」
第二回勉強会を開いたときには参加すると言っていましたが、莉愛なのでどうなのだろう……?

そしてここまでツアーで新曲が出ると引っ張っているのに表題曲をやらないのはおかしいですよね?ということから次の曲。

E-02:夢空に羽

歌詞全体の中に四季を感じるフレーズのはいった叙情的な歌。
かわいらしいまま大人びた雰囲気のある曲。
そう彼女たちがアピールするようにふさわしい一曲。
10月4日のリリースが楽しみ。
というかリリイベやらないかなぁ。

E-03:BABY STEPS!

Lucky²の曲の中でもファンの人気の高い曲。
明日もがんばろうという気にさせてくれる名曲。

E-04:君はダーリン

Lucky²といえばこれ。
はじめてステージでパフォーマンスをみたときに、サビの
♪君はダーリン
の部分でのフォーメーションが見ていて気持ちいい。
実は前から夏っぽいと言うか南国っぽさを感じずはいられない曲であり、夏の終わりを表現するにはぴったりな一曲だと勝手に思ってる。
なぜかハイビスカスの咲く夜のプールサイドが思い浮かんでしまうのだ。
椿の声が印象的だからだろうか?
山口莉愛が山口莉愛であることを存分に魅せてくれる曲だからだろうか。

以上の曲をもって
「Lucky² LIVE TOUR 2023 “Happy Summer”」東京公演
の全てのパフォーマンスは終わりを迎えた。

*挨拶

昼公演
梨々花「9人でツアーができて嬉しかった」
妃希「ダンストラックができてよかった」
椿「新曲3曲を披露できてよかった」
日彩「メンバーカラーが決まって初のツアー、ペンライトのあかりがキレイで嬉しかった」
莉愛「Lucky²のすべてをみせられた」
優和「声出しOKのツアー、コルレが最高だった」
優來「袖にいるときはドキドキしていたけどステージがはじまり皆さんをみられれて嬉しかった。来年もまたできたらいいなと思います」
栞奈「最高の夏の思い出になった」
森朱里「たのC」

夜公演
梨々花「ばりすいとーよー」
妃希「不安はあったけどメンバーとファンがいて安心してできた」
椿「いろいろと不安と心配があったけど、できてよかった。皆さんと一緒にこれからも楽しみたい。新曲3曲もあるのでよろしくおねがいします!」
日彩「たくさんの人と思い出が作れてよかった」
莉愛「今日は会いに来てくれてありがとう。自分たちの衣装やボード、嬉しいです。今日で終わるのが寂しい」
優和「9人での初めてのツアー、いかがでしたか? みんなが盛り上げてくれてサイコーでした。来年もツアーで盛り上げたい!」
栞奈「リハでは不安しかなかった。ステージにあがってみんなをみたらうれしくなった。ファンの皆さんから元気をもらえた」
森朱里「デビューから目標だった9人でのツアー。できてほんとうにたのCかった」
優來「ファンの方、スタッフの方、そして家族に支えられてこのツアーができた。Lucky²をこれからも応援してください」
(メモの字があいかわらず汚く見えないので記憶を頼りに書いてます)

そして全員でならんで肉声で「ありがとうございました!」
で〆。
皆が手を振りながら退場していき、僕たちの夏も終わっていく……。

ツアーがおわって

今回のツアー、台風7号の心配もあったけれど、Lucky²の今が見える大切な節目だと思っている。
Girls²に比べて宣伝力が弱いとか、タイアップが弱いとかいろいろあるけれど、それが現実であることを受けとめて、前に進んでいくしかないのだ。
ガールズ×戦士シリーズという枠がない今、自分たちの新たな価値観を築くことが大切であり、今はそうした時間なのかもしれない。
過去という色の上に、新たな自分たちの色を重ねていくことで新しい輝きが生まれる可能性を僕たちファンは信じるしかない。

ちなみに今回、夜公演で以下のボードを白と紫二色のペンラで照らしたところ、優來から「見てる!」のファンサもらいました。(と思い込んでいる)

そりゃふたりのために作ったもの
ファンサもらえりゃ本望

次のツアーはいつなのか。
果たしてリリイベはあるのか。

とりあえずあったら行くしかないの姿勢でLucky²を応援しつづけようと思います。

――以上、本日の余談でした。
次回をお楽しみに!






サポートしていただけることで自信に繋がります。自分の経験を通じて皆様のお力になれればと思います。