藤咲淳一

脚本家、作家、ときどき絵コンテや監督をしています。 アニメ制作会社勤務(26年目)。 主な参加作品『攻殻機動隊SAC』『BLOOD+』『ポケットモンスター・サン&ムーン』『ガル学』『MARS RED』など。 専修大学兼任講師。 デジタルハリウッド大学特任教授。

余談『ガル学。』を振り返って

今から二年前――2019年の夏の終りになる。
代々木八幡の駅近くのカフェにアニメ制作会社の年下のプロデューサーに呼び出されると、そこにはおはスタのプロデューサーもいた。
「おはスタで三分くらいのアニメを作ってほしいんですけど、この子たちをメインにして作ってほしい」
そうして資料を渡されたのがGirls²の子たちの資料だった。
資料といってもWEBの記事の引き写しだったり、好き嫌いなどが書かれたメモ

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余談『対面授業』

今年の授業

大学での後期授業が始まり、二ヶ月とちょっと。
今年度はふたつの大学で2コマずつ授業を持っている。

デジタルハリウッド大学
アニメ制作概論
アニメシナリオ概論

専修大学
ネットワーク情報学部:特殊講義シナリオライティング
文学部:シナリオライティング実習

シナリオ系の授業はともかく、アニメ制作概論は前年度からの授業の引き継ぎなので大きく内容を変えることもなく、制作現場の生の声をゲ

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今後ともご贔屓に!

余談「物語のパッケージ」

クールアニメなどで「1クールだからみじかい」「4クールだから一年か」などの言葉を耳にしたことがありませんか?
これはテレビ番組などが一年を四分割し、三ヶ月単位を1クールと設定して構成していることに由来しています。

僕たち脚本家が仕事を請ける際に「何クールなんでしょう」が物語を作る上で大きな要因となります。

例えば、
1クールの30分番組で徳川家康の成長を描く大河ドラマを作って欲しいと言われたら

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余談「実写のドラマ」

経験の少ない実写ドラマ2021年7月7日にテレビ東京で『ガル学。~ガールズガーデン~』が放映開始されました。

シリーズ構成と半分の話数で脚本を担当しています。
企画の決まった経緯などは以前noteに書いた以下の記事を見ていただければ、なにが大変だったか感じていただけるかと思います。

仕事の多くがアニメーションの脚本や構成なので、絵作りなどはゼロから起こされるものが多く、画作りという意味でのスト

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余談:アニメ『MARS RED』を振り返って

Twitterのスペースでのトーク
2021年7月4日15時より原作者の藤沢文翁さんを招いて、
藤咲がホストとなってのアニメ『MARS RED』を振り返る
トークスペースを開催致しました。
個人アカウントではありましたが、公式からOKもらった公認という形のでのスペースでした。

時間にして約90分。

へたをすれば雑談のみで終わりそうな話の流れに、募集した質問は一部しか紹介できませんでしたのでこち

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余談「時間のない仕事」

その仕事は突然に「なんか、ある企画の実写ドラマが動くらしいんですけど、構成と脚本やってください」

知り合いのプロデューサーからそう言われたのが2月も真ん中になろうかとする時期。

彼も芸能事務所の偉い人から言われたらしく、既に撮影する制作会社にも渡りをつけ、具体的にプリプロを動かしてる感じだった。

時間は30分尺。
深夜枠だと言っていた。
深夜枠なら低予算と引き換えに、割と好き勝手できるという

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