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それでも湘南エリアに人が集まる理由

嵐のような暴風雨だった19日土曜から一転、晴天の20日、日曜日。
今日の湘南海岸沿いの134号線は、他県から来た車で大混雑だった。

大宮ナンバーのフェラーリを皮切りに、群馬、とちぎ、所沢、習志野と他県ナンバーの車がズラリ渋滞。藤沢で生まれ育った自分からすると、ゴールデンウィーク時期の土日にはよく見かけるそうそう珍しくない光景だけど、日本全土に緊急事態宣言が出され、あれほど自粛要請を投げかけた週の日曜日にこれというのは果たして、どういうメンタリティからなんだろう?

思いつくのは、「密室、密接、密集の3密を避ければ外出しても良いよね?」という割とありがちな帰結からの外出という説。
「ヒマだし、ドライブでもいくか?ちょっと遠出して海見るだけなら問題ないだろ」
そんなお父さんに乗っかった家族やら、カップルやら、大学生やらが今週もまた湘南の海に集結したのかなと想像する。

とはいえ、これって割と理解できるロジックかなとは思っていて、実際湘南エリアに住んでる地元民の人の中にも「確かにたくさん来てるねー。でも何が悪いの?」という論調もあるくらい。

さて、そんな「ドライブで海!」は果たして本当に問題なのか?
リスクとして考えられるのは、『本当に家のドアを開けてから、家のドア開けて戻るまでに、どこにも触れず誰とも話しせずに帰れるもんですか?』という点。

ちょっと遠乗りなら当然途中のパーキングエリアやら公園の公衆トイレやら行くだろうし、ちょっとくらい大丈夫っしょ!という迂闊なグループが観光地の飲食店に数組集まれば途端に密集・密接だし、コンビニでも買い物するのに他の人と2メートルあけるとか至難のワザだし、お弁当持参でも子供連れなら子供がどこを触るかなんてコントロールできない。はてさて、感染リスクは何パーセントくらいだろう?

加えて、車を運転して帰り着くまでに事故を起こしたらどうなるか? 貰い事故やら、巻き込まれ事故やらでも、もちろんちょっと物損でも、普通に考えれば加害者・被害者・警察・レッカー等々の主体者何人もと濃厚接触せざるを得なくなる。
挙句に交通事故やら転落やらで大きめの裂傷とか、骨でも折ろうもんなら、ただでさえコロナで逼迫してる地域の救急医療に頼らざるを得なくなるということは容易に想像できる。

とはいえ「いやそうはいうけどさ、それでも家にずっと籠もるとか無理だろ? ストレスの捌け口はどうする! 医者のいうことが全部正しいと思ってんのか!?」など、そういう『現実』と『理想』を天秤にかける論理もある。それはそれで、わからんでもない。

ふと思ったのはこれって、生活習慣病の改善指導で医者に、
「酒もタバコも禁止。塩分も糖分も控えて運動して早寝早起きしてね! じゃないとあんた死ぬからね!」
って言われたんだけど、
「いや、それ常識的に考えて守れると思う? 糖尿病の前にストレスで死ぬわ! 守るかどうかは、患者である俺が決める(キリッ)」
みたいに持論を展開する流れに近いのかも。

恐れてちゃなにもできない! 人間、どうせいつかは死ぬし! 俺は悔いなく生きたいんだ! そういう刹那的な理論も意見としてはわかる。
けれど、今回の新型コロナウイルスに関しては、死ぬのは自分だけじゃなくって、周りに感染させたら周りも死ぬ。そこが大きく違う部分だと思うんだけどな。

…とまあ、そんな想像・シミュレーションをしてみると、やっぱり遠出は避け、歩ける距離の近所の公園やら近所の海岸やらを小一時間散歩して、日光浴して帰るくらいが低リスクでできる行動の限界なのかなーと思う。

昨日あたりからTwitterで「医療者の考える『自粛』と一般人の考える『自粛』はこうも違う」という内容が拡散され始めた。

日本人はマジメ(?)だから、こういう「やっていいこと」と「やっちゃいけないこと」のガイドラインを明確に示すべきだと思う。そうすれば「うわあいつ遠出してるよ非常識な…」みたいな同調圧力で、フツーの感覚の人からジワジワ他県からの流入者は駆逐されるんじゃないかな。

目指すは、8割削減。

1ヶ月後、いまのドイツみたいに集中治療室などの医療キャパに余裕のある状態で、重傷者の受け入れバッチ来い!なアンダーコントロール状態に移行できるといいなぁ。

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