見出し画像

私の乳ガン物語  2話 【健康第一】

ー不安ー
 
2015年
5月頃からバックダンサーとして出演していた
久保田利伸さんのツアー中に
右胸が痛いとゆうか、
生理前の張っている感じに近い痛みが続いた。

ジャンプしたり、激しく動くとより痛かったので
三段ホックでブラひもが太い
ホールド感があるものに変えたり、
踊らない時はノーブラで過ごすようにした。

乳首からの分泌液は毎日続いていて
8月頃からは量が多くなり、
胸を押すとトロっとした
分泌液がしたたるほどだった。
胸を触ってもしこりがなかったが、
さすがの私もこれはおかしい。と思い
9月中にクリニックに行こうと決めた。

当時、
北斗晶さんの乳がん発覚のニュースがあり
みんな検診に行き始めた時だったので、
クリニックの予約が取りづらくなっていた。

その上
ツアーで地方を回る日々だったので
私が予約を取れたのは10月6日。
久保田利伸"L.O.K"ツアー最終日の翌日だった。

朝方まで久保田さん、バンドメンバー、
ダンサー、スタッフの方々と打ち上げを楽しみ

翌朝、桜新町のクリニックへ向かった。

前回の検査から2年以上が経っていた。


 
クリニックへは2年前の結果を聞きに行ったのだが、
(今更、、、笑)


混んでいたのにも関わらず2年も経っているから
検査をしていきましょうと、
先生のご好意でマンモグラフィーと、
エコーの検査をしてもらった。

2年前の写真と見比べて先生から説明を受ける。
素人の私が見てもわかるほど
2年前の写真とは明らかに違っていた。
痛かった右乳首の外側部分に黒い影が少し
モワーンと広がっていた。

炎症の可能性もあるが、
詳しく看た方がいいとゆうことで、
月末に針で組織を取り、
その組織内に癌細胞があるかを調べる
針生検の検査をすることになった。
 

 2年前の結果を知りたくて行っただけだったのに
こんなことになるなんて、ついているんだか、
不運なんだか、なんだか大変なことになっちゃったな。
まあ検査したらはっきりすることだし、
あまり心配しないでおこう。
と少し不安な気持ちを拭った。
  

  
  
 10月30日、午前中に針生検を受ける。
麻酔の注射をして、ストローのようなチューブが
胸に差し込まれる。

おいおい結構な太さだな!

とビックリしたが、
検査を止めるわけにもいかないので、

見ない。見ない。

と言い聞かせた。

興味本位で頭を起こして
自分の組織が取られている様を見てみたが、
自分の胸に刺さる透明のチューブから出る
赤い物体をちょっと見ただけで、
血の気が引きフラッとした。

ああ気持ち悪い、見なきゃよかった。


麻酔をしているから痛みはないが
ゴーゴーと組織を取る間大きな音が不気味だった。

結果が出るのに二週間かかるとゆうことで、
不安な二週間を過ごすことになった。


針生検後は安静に。
とゆうことだったのだが、
明日本番を控えているローラさんの
ファンクラブイベントのダンスリハーサルがあったので
夜まで安静にしてリハーサルに参加した。


針を刺して組織をとった部分はチクチクしたが、
先生が炎症だった場合刺激を与えることで治る
きっかけになると言っていたのでそうなることを願った。

傷のチクチクした痛みはすぐに治まったが、
分泌液と、張っているような痛みは
悪化していくような気がした。

右側を下にして寝るのが痛くて、
悪化するのも怖かったので気をつけて寝るようにした。


乳ガンじゃありませんように。

        


教訓:健康第一

日々の忙しさに流され、体のケアを後回しにしていると私のように必ずしわ寄せが来てしまいます。今当たり前にできている全てのことを失ってしまう前に一番大切なあなたのを何より優先しよう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?