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鈍行(笑)って言うなよ

私は関東圏の地方に住んでいる。
親の協力を得て上京してみたこともあるし、関東圏以外にも住んだことがあるが、自分の肌感とやらが合っていて身を置いている。

東京にもよく行く機会があるのだが、周りの人から結構遠くないかと言われることがある。

確かに、夜に東京で飲み、そこから帰路に着くとなると腰が重くなる。

まあ、そんな滅多に起こらない事象はポアソン分布で求めておくくらいにしておきましょうや。

東京と家の間の移動に多いのは、日が落ちる前である。

私は窓の外を見るのが好きで、みんなの言う「遠い」をここで昇華する。
車内はスマホを見ている人、本を読んでいる人、寝ている人がほとんどで、私のように顔を上げて外を見ている人は少し変にも思われてしまっていそうなので、景色を見ています!の顔だけは忘れないでいる。

家から東京の景色は、緑の多さが反比例し高い建物の量が走行距離に比例する。
このthe都会感はワクワクする。

無論、東京から家の景色はその逆である。
私はこれがたまらないのである。
シメのお茶漬けみたいな、冷えた体を湯船で温めているみたいな感じである。

「遠い」は新幹線で解決できるが、
私のこの温い感情は抱けないと思うと、私は鈍行の方が好きだ。

この文を打った時、私は鈍行のイメージアップをしたい欲に駆られている。

鈍行も頑張っているぞ。みんな「どんこう」と言う音に少し引っ張られていると思う。
鈍いなんて文字使います?急行の反対らしいです。
この主語は誰なんですか。
急行はきっと急いでいるひとが乗るべきなのでしょうよ。
じゃあ鈍行って誰が乗ったらええねん!!
全然鈍ないって!
長距離走のことを急行、リレーを鈍行という解釈ですか?

ただ、私は「鈍行」が可愛くて仕方がないです。



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