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出会い

夫からすると、私の実家がお客さんという立場でした。

モラ夫はいわゆる客に手を出したってヤツです(笑)

出会いは父が他界後、2年くらいの時のことです。
父は46歳という若さでこの世を去りました

会社を営む父が亡き後、母は必然的に社長に就任しました。
母は父の片腕で一緒に働いていたので、慣れない仕事ではありませんが、当時女の社長は珍しく、「女には任せておけない」という暗黙の圧でお得意先から仕事を切られたりして大変だったことを覚えています。
バブルも崩壊後で何もかもが最悪のタイミングに思えました

私は4人兄弟です
私だけが家業を手伝っていました
妹、弟達はまだ学生でした

とにかく卒業だけはさせないと、という思いがあったと母から後で聞きました
バブル崩壊数年後で借金も相当な額でした

本当に皮肉ですが、父親がいないので物理的な多忙を強いられ、そうする事で、夫(私からしたら父)への想いを紛らわせ、乗り越える事が出来たのだと思います。
必死というのは本当にこの事だと思います

家業を手伝っていた私は、母の代わりにモラ夫と打ち合わせすることが多くなり、モラ夫との接触が増えました。

ほかの会社に就職した事もなく、学校を卒業して、すぐに家業に就いた私は明らかに世間知らずでした。

10歳以上も離れた大人の男の人、部下に指示する姿。
仕事に対する姿勢。
今思えば社会人男性の当たり前だと思う事が20歳そこそこの世間知らずの私には全て尊敬に変わる出来事でした

振り返ると、部下に対する態度はモラハラ特有の上から目線だけでしかなく、弱い者には強いだけ
頼もしいとさえ思ってた私は当時の若さを呪いたい

無知や経験値が少ないというのは本当に怖い

尊敬から恋愛感情に変わることは多々あることで…例外なく私とモラ夫は自然と距離を縮め、付き合うことになるのでした…

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