FUJIKO/藤嶋陽子

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崖っぷち文系大学院生から、民間企業の研究職になった1年を振り返る。

2019年も、あと数日で終わりですね。以下の入社エントリーを書いたのが、今年の4月。私にとっては大きな環境の変化を迎え、人生観、職業観を見つめ直す1年でした。 文系・理系という区別自体がナンセンスかもしれませんが、人文社会系の領域にいる研究者が民間企業で研究者になるのは多分、まだ珍しいケース。大学院生や若手研究者の置かれた社会的にも金銭的にも不安定な状況の問題、キャリアパスの不透明さの問題、研究資金や研究時間の確保の問題など、色々な困難があるなかで、「実際どうだった?」「会

    • ファッション研究者がZOZO研究所に加わりたいと思った理由。

      新年度が始まり、新元号が発表されましたね。私は4月1日から、ZOZO研究所に所属する運びとなりました。 「ファッションを数値化する」をミッションとして掲げる研究所に、文系のファッション研究者がジョインしてみようと思った理由を少し書き記したいと思います。 ファッション研究の現在ファッション研究は方法論ではなく対象で括られた区分なので、非常に学際的な分野です。その分学問領域として位置付けることが難しく、中心である欧米圏でも模索が続けられています。その視座や体系、制度には地

    崖っぷち文系大学院生から、民間企業の研究職になった1年を振り返る。