【雑感】起業や独立を阻む「家族」や「風土」

 数年前、私がある地方都市で女性起業希望者向けのセミナーを行い、懇親会でみなさんと語っていた時、起業を一番阻むのは「家族」とくに「おしゅうとめさん」であると言う声が多かったです。

 「子育ても一段落したし、自分で何かはじめてみたい」と言っても、(私の意見じゃないですよ~)「女は家にいるのが一番」「女に何ができる」と言って、まったく取り合ってもらえないそうです。子育てが一段落して、働きたいと思っても地方の小さな街では、ちょっとしたレジ打ちのパートしかない。なので、自分で小さな仕事を作っていきたいと思って相談しても、そんな答えが多かったそうです。これは地方だからでしょうか? 

 日本では、「独立したい」「起業したい」というと回りから反対されることが多いです。たいがい「失敗したらどうする」とか「回りに迷惑をかけるな」などと言われますね。

 しかも、「賛成だよ」と言いながら、陰では「あいつどうせダメだよ」とか応援していないことが多くないですか? そこで、仲間が本当に起業・独立して失敗すると「それみろ」とか「俺の言ったとおりだったろ」なんて焼き鳥屋で吹聴する人がいませんか?

 私は、チャレンジするものを応援してやろうという風土、前向きにチャレンジしたけど失敗した人に「ナイストライ!」と一声かけてあげる風土ができない限りは、この国で起業しようという人間は増えないと思います。

 今日はここまで。

人によって幸せの基準はいろいろ違うと思いますが、「仕事が楽しい」というのはかなり幸せの中でも大切なところにあると思います。どうしたら仕事が楽しくなるかを毎日考えてきた小さな会社の代表です。