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ハウスシューズとは?効果や塗るべきタイミングを解説

マイホームに長く住むためには、性能のいい住宅を購入することはもちろんですが、定期的なメンテナンスも欠かせません。

特に外壁と基礎は建物の安全性を守るために重要な部分なので、しっかりメンテナンスする必要があります。

そんな基礎部分のメンテナンスに最適なのがハウスシューズです。

ハウスシューズでメンテナンスすることで、マイホームの寿命を長引かせられます。

今回は、ハウスシューズの特徴や効果、基礎部分をメンテナンスするタイミングについて解説します。

ハウスシューズの必要性

住宅の基礎は建物を支える重要な部分です。

地震や外部からの振動、湿気などからも建物を守っています。

住宅基礎の寿命は30年〜60年ほどといわれていますが、コンクリートはさまざまな要因によって日々劣化していくため、寿命が来る前にひび割れてしまうことがあります。

コンクリートがひび割れていると、中にある鉄筋が雨で濡れて錆びてしまい、基礎の強度が低下。

湿気を好むシロアリや害虫が集まる可能性も高くなってしまいます。

そのため、住宅に長く安全に住むためにはコンクリート部分の定期的な検査とメンテナンスが重要なのです。

住宅基礎のメンテナンスでハウスシューズを使用すれば、住宅基礎の耐久性を向上し、マイホームを長寿命化できます。

ハウスシューズの効果

ハウスシューズは「既調合弾性ポリマーセメントモルタル」と「水性弾性アクリルシリコン塗料」を併用した住宅の基礎部分を保護する塗材です。

ハウスシューズの主な効果は3つあります。

  • 耐久性アップ

  • 汚れ防止

  • ひび割れ防止

コンクリートはアルカリ性の性質を持っていますが、酸性雨や空気中の二酸化炭素の影響で中性に変化します。

中性になったコンクリートは強度が弱まりますが、ハウスシューズは中性化を抑制。

さらに、ハウスシューズは地面からの水分吸収を防ぐ効果があるため、基礎部分の染みや変色を防止します。

基礎部分をコーティングしているため、泥ハネなどの汚れもつきづらいです。

ハウシューズは弾性がありひび割れが発生しても追随するため、ひびが表面化するのも防ぎます。

ハウスシューズを塗るべきタイミング

基礎に大きなひび割れがあれば、ハウスシューズを塗ってメンテナンスするべきタイミングです。

ひび割れは「クラック」と呼ばれており、国土交通省の定めでは割れ幅が0.3mm、深さが0.5㎜以上のひび割れは「構造クラック」と定義されています。

構造クラックは建物の構造にまで影響する可能性がある深刻なひび割れなので、発見したらすぐに専門業者へ補修を依頼してください。

割れ幅が0.3mm、深さが0.4㎜以下のひび割れはヘアクラックと呼ばれており、慌てて補修する必要はありません。

しかし、緊急性は低いもののヘアクラックもメンテナンスはした方がいいでしょう。

構造クラック以外にも、斜めに入ったひび割れやバツ印のようにクロスしているひび割れは危険度が高いといわれています。

これらのクラックを早期に発見して補修すれば深刻な被害を防げるので、定期的にセルフチェックし、気になる箇所があれば専門業者に相談しましょう。

ハウスシューズはメンテナンスで使用するのはもちろんですが、家の新築時から使えばより効果的です。

ハウスシューズ+αで住まいの強度を高める方法

住宅基礎の補修以外にも、住まいの強度を高めて長く住むためにできることがあります。

  • 風通しをよくする

  • 10年に1回ほどの頻度で外壁を塗装する

  • 水回りは20年に1回は交換する

  • 汚れや傷みは放置しない

住宅基礎と同じく、外壁も雨風にさらされて傷みやすい部分です。

防水性を低下させないためにも、10年に1回ほどの頻度で外壁を塗装しましょう。

湿気は家の大敵です。

湿気が溜まると木材が痛み、シロアリが発生して大規模な修繕が必要になってしまいます。

日本は湿度が高い気候なので、換気に気を付けて室内に湿気がたまらないようにすることも大切です。

特に冬場は結露が発生しやすいので、こまめに換気しましょう。

水回りも劣化によって水漏れを起こす可能性が高くなるので、定期的にメンテナンスを実施し、20年に1回ほど交換するのが理想的です。

壁や床、サッシなどの汚れ・傷みは放置せずに手入れすることで、より住まいが長持ちします。

これらに注意すればマイホームの寿命が長くなりますが、もちろんメンテナンスにはお金がかかります。

特に外壁塗装や基礎部分の補修はまとまった費用が必要となるので、メンテナンス用の資金を貯めておくのがおすすめです。

まとめ:基礎をハウスシューズで保護すれば安心

ハウスシューズは住宅の基礎を補修するための塗材です。

基礎部分は​​建物を支える重要な箇所なので、日頃からチェックして危険度の高いクラックが発生しても早期発見・対応できるようにしましょう。

風通しをよくしたり、外壁塗装や水回りのメンテナンスも併せて行うことで、マイホームの寿命をより長くできます。

安全に長くすめるマイホームをお探しの方は、愛知県のハウスメーカー「フジケン」へご相談ください。

フジケンは「長期優良住宅」や「ZEH住宅」を数多く手掛けています。


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