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家を建てるなら角地がいいって本当?メリット・デメリットをチェック

土地は接道の状況によって、中間画地や角地、無道路地、不整形地などさまざまな種類があります。

中でも人気が高いのは角地で、分譲住宅の販売ではまっ先に売れてしまうことが多い区画です。

本記事をご覧のみなさんの中にも、なんとなく「マイホームを買うときには角地がいい」と思っている人が多いのではないでしょうか。

しかし、角地はメリットばかりではありません。

角地にはどのようなメリットとデメリットがあるのかきちんと理解し、マイホーム購入後に後悔しないようにしましょう。

角地とは?

角地とは、2つ以上の辺が縦と横の道路に面している土地のことです。

敷地が2辺以上道路に面していても、2本の道路ではなくL字型の道路に面している場合は「準角地」となります。

また、接道部分が敷地周長の1/3以上かつ内角度が120度未満であることが角地の定義です。

接道部分の打ち角度が120度以上でも、メリットとデメリットは角地とあまり変わりません。

角地のメリット

角地にはメリットが6つあります。

  • 日当たりがいい

  • 開放感がある

  • 防犯面で安心

  • 建ぺい率の緩和が受けられる

  • 自由度が高い間取りをつくれる

  • 売却しやすい

角地は2本の道路に面しているため、日当たりがよく開放感もあります。

住宅が密集している地域でも、角地の南面に居室を配置すれば家の中が明るく過ごしやすいでしょう。

2本の道路に面している角地は人目につきやすいため、防犯面でも安心感があります。

角地は建ぺい率の緩和が受けられることもメリットです。

建ぺい率の緩和措置の有無は自治体にもよりますが、角地は建ぺい率が緩和されたり建築条件が少なかったりします。

建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積の割合のことで、数値が大きいほど広い家を建てられるということです。

つまり、建ぺい率が緩和されれば土地を有効活用し、より広い家に住めます。

建築面積が広いと、間取りづくりでも自由度が高まりますし、2本の道路に面しているため玄関の位置も選択肢が増えます。

人気のある角地は資産価値が高いので、将来的に売却することになったときも売れやすいでしょう。

角地のデメリット

角地はメリットが豊富ですが、以下のデメリットもあります。

  • 値段が高い

  • 外構工事費用がかかる

  • プライバシー性が低い

  • 日当たりがよすぎることもある

  • 斜線制限に注意が必要

日当たりがいい角地は人気があるため、1本の道路だけに面した土地よりも値段が高くなります。

土地の条件にもよりますが、分譲地の場合は角地の方が他の土地よりも1割以上高いことが多いようです。

道路に面している辺が多いので、塀やフェンスなどの外構工事にかかる費用も高くなるかもしれません。

角地は人目に付きやすいことから防犯性が高いと先述しましたが、逆にいえばプライバシー性は低くなります。

間取りや防音性能に配慮するなど、注意が必要です。

道路が面している方角によっては日当たりがよすぎることもあるので、その場合は断熱性能が高い家を購入するといいでしょう。
 
また、2本の道路に面している土地は斜線制限が複雑です。

斜線制限とは道路に面した建物をつくる際の高さ制限で、周囲の日当たりや風通しを確保するためのルールです。

角地を買って注文住宅を建てる場合は、土地の購入前に施工店に確認するといいでしょう。

方角による違い

日当たりがいい角地ですが、道路が面している方角によって明るい時間が異なります。

南東角地は午前中から昼間にかけての日当たりがよく、角地の中でも特に人気です。

南西角地は午後〜夕方にかけて日当たりがいいけれど、西日が強い可能性もあります。

北東角地は、日が昇る時間は明るいけれど、それ以外の時間はあまり明るくありません。

北西角地も南西角地と同じく午後〜夕方が明るくなります。

しかし、南西角地よりも安い値段で売られていることが多いです。

ライフスタイルや予算に合わせて、道路が面している方角を選んでください。

まとめ:角地を買うなら予算は多めに用意しよう

角地は日当たりがよく開放感があります。

地域によっては建ぺい率の緩和が受けられることもあり、自由度が高い間取りをつくれるでしょう。

人目に付きやすいので防犯面で安心ですが、プライバシー には欠けるので対策が必要です。

角地は人気があるため売り出し価格が高く、外構工事費用もかかるため、注文住宅を立てる場合は資金を多めに用意した方がいいでしょう。

しかし、人気が高い角地は将来売却することになっても売れやすいでしょう。

1辺しか道路に面していない土地に比べて日当たりがよすぎてしまうことがあり、斜線制限にも注意が必要なので、角地を買う前にハウスメーカーや建築士に相談するのがおすすめです。

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どなたでも無料でご利用いただけるので、ぜひお気軽にお越しください。


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