戸建の資産価値って?価値が落ちづらい家の特徴を解説
働き方やライフスタイルの多様化が進む現代では、一生涯をひとつのマイホームで過ごすとは限りません。
子どもが大きくなったらマンションに移り住むかもしれませんし、田舎でスローライフを送る可能性だってあります。
そんなとき、資産価値が落ちづらい戸建て住宅を所有していれば新生活の準備資金になりますし、いざというときに安心です。
この記事では、資産価値が下がる原因や将来的に売却しやすい戸建の特徴を紹介します。
戸建は資産にならない?
結論からいうと、戸建ては資産と見なされます。
ただし、どんな住宅でも資産になるわけではありません。
資産価値はさまざまな要因によって常に変動するため、資産性がゼロの住宅からマイナス評価になる住宅もあります。
また、戸建住宅の維持や修繕にはコストがかかることも考慮しなければなりません。
戸建住宅は資産としての潜在的な価値を持っていますが、将来の市場状況や個別の条件によってその価値は変化する可能性があることを念頭に置いておく必要があります。
資産価値が下がるポイント
資産価値が下がるポイントは、主に以下の4つです。
地域の需要
経済状況
不動産市場の変動
法定耐用年数
土地や住宅といった不動産の価値は、需要と供給のバランスによって決まります。
需要が高い地域や人気のあるエリアに戸建住宅がある場合、その価値は高まる可能性がありますが、需要が減れば資産価値も下がるのです。
経済状況や不動産市場の変動も、不動産の価値に影響を与えます。
そして、マイホームを買うときによく理解しておきたいのが、法定耐用年数です。
法定耐用年数とは、ある製品や資産が通常の使用状態で利用できる期間のことを指します。
住宅の場合、簡単にいえば問題なく快適に住み続けられる期間です。
法定耐用年数はあくまでも目安であり、実際に住み続けられる期間とは異なりますが、住宅の売却では重要なポイントとなります。
法定耐用年数は資産の種類によって異なり、木造住宅は22年、軽量鉄骨造は19年〜27年、重量鉄骨造は34年、鉄筋コンクリート造は47年です。
日本の戸建住宅は木造が多く、法定耐用年である22年に近付くにつれ、資産価値が減少していきます。
戸建とマンションの資産価値を比較
戸建住宅とマンションは、資産価値の面でいくつかの違いがあります。
戸建住宅は一般的に土地と建物の組み合わせであり、所有者は両方の資産を持っていることになります。
一方、マンションは複数の住戸が同じ建物内に存在し、土地の所有権は共有されているケースが一般的です。
所有している土地面積が少ないので、建物が古くなった場合は資産価値が低くなるでしょう。
しかし、戸建住宅は通常、低層階に位置しているため、景観や眺望の面ではマンションに劣ります。
そのため、築年数が浅い高層階のマンションは、資産価値が高くなる傾向です。
資産価値が下がりづらい戸建の特徴
人気のエリアにある
土地が正方形または長方形
構造の強度と耐久性が高い
ベーシックな間取りやデザイン
人気のエリアにある戸建て住宅は、資産価値が下がりづらいです。
主要な駅や商業施設の近く、ブランド力のある街などは地価が高く、建物が古くなっても土地が資産として評価されます。
ただし、人口の減少や施設の閉鎖などによって地価が下落する可能性もあるので、長期的に需要が見込めるエリアであるかが重要です。
土地の形も、資産価値に影響します。
最も需要が多いのは「正方形」または「接道面の長い長方形」です。
旗竿地や三角角地、不整形地は資産価値が低いですが、正方形や公道に接道する面が広い長方形の土地だと、売却しやすいでしょう。
建物は、構造の強度と耐久性が高いと資産価値が下がりづらいです。
耐震等級が高かったり長期優良住宅に適合していたりすると、築年数が経過しても安心して住めるため、売却時の価格が高くなります。
建物は、間取りやデザインもポイントです。
変わった間取りや奇抜なデザインの住宅よりも、ベーシックな方が需要が大きいので、資産としての評価が高くなります。
まとめ:資産価値が下がりづらい戸建てを買おう
戸建て住宅は一般的に土地と建物がセットになっているため、資産として評価されます。
しかし、地域の需要、経済状況や不動産市場の変動、法定耐用年によって資産価値は変動するものです。
将来的な売却の可能性も検討し、資産価値が高い戸建てを購入したいという人は、人気のエリアにある土地が正方形または長方形の土地を選ぶといいでしょう。
建物は、構造の強度と耐久性が高く、ベーシックな間取りやデザインの戸建てを選ぶのがポイントです。
愛知県のハウスメーカー「フジケン」では、耐震等級3を取得した耐久性が高い住宅をつくっています。
内装は、時代に関係なく好まれるシンプルでおしゃれなデザインです。
マイホームの購入を検討している方は、ぜひモデルハウス見学会にお越しください。
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