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そもそも1LDKとは?間取りの超基本を解説します

間取り図を見ていると「LDK」や「DK」などさまざまな表記がありますが、具体的な違いを知っている人は少ないのではないでしょうか?

自分に合った住まいを選ぶためにも、間取りの特徴や違いを知っておくことは大切です。

この記事では、1LDKの間取りや家を選ぶ際に知っておくと便利なポイントを解説します。

1LDKとは?

1LDKとは、ひとつの居室に加えてリビングとダイニング、キッチンがある間取りのことです。

1:1部屋(居室)
L:リビング
D:ダイニング
K:キッチン

居室は、建築基準法2条4号で以下のように定められています。

“「居住、作業、娯楽などの目的のために継続的に使用する室のこと」である”
引用:建築基準法2条4号|e-GOV  法令検索

簡単にいうと、人が長い時間を過ごすような居間や寝室などが居室です。

玄関や浴室、クローゼットのように、一時的にしか使わないような場所は居室ではありません。

キッチンは調理場、ダイニングは食事をとるためのスペース、リビングはくつろぐためのスペースです。

一般的に、1LDKの家ではリビングにソファやテレビを置き、居室部分にベッドや収納などを置きます。

1LDKの間取りは生活スペースと寝室を分けられるので、オンオフを切り替えやすいことがメリットです。

1R・1K・1DKとの違い

1Rは、リビング・ダイニング・キッチンに仕切りがなく居室と一体になっている間取りです。

家賃が安いので、家賃が高い都市部では1Rに住む単身者も多いです。

1Kはキッチンが居室とは別にあります。

玄関から居室への通路にキッチンがある間取りが多く、ドアを開けたときに居住スペースが見えづらい点がメリットです。

1DKはダイニングとキッチンが一緒になっており、居室とは別れています。

公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会が定める「不動産の表示に関する公正競争規約・同施行規則」によると、DKには以下のような基準が定められています。

ダイニング・キッチン(DK) 台所と食堂の機能が1室に併存している部屋をいい、住宅(マンションにあっては、住戸。次号において同じ。)の居室(寝室)数に応じ、その用途に従って使用するために必要な広さ、形状及び機能を有するものをいう。

引用:不動産の表示に関する公正競争規約・同施行規則|公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会

1DKの場合、ダイニング・キッチンの広さは4.5帖、1LDKなら8帖が目安とされています。

1LDKでの1人暮らしは広過ぎ?


1LDKが1人暮らしに広過ぎるということはありません。

1人暮らしに必要な面積は20〜30㎡といわれており、賃貸の1Kは面積が20㎡前後の物件が多いです。

余裕のある広さとはいえないので、荷物が多い人には狭く感じるでしょう。

賃貸の1LDKは、広さが40㎡〜50㎡ある物件が多く、ゆとりを持って生活できます。

1Rや1DKの部屋と比べて家具をレイアウトしやすいですし、キッチンも広いので料理もしやすいです。

家で過ごす時間を大切にする人には、1LDKがちょうどいいかもしれません。

2人暮らしに1LDKは狭い?

2人暮らしに1LDKが狭いかどうかは、人それぞれの感覚やライフスタイルによって異なります。

一般的には、2人暮らしするなら面積は40〜50㎡が適しているとされています。

1LDKの面積は40㎡〜50㎡が平均なので、広さだけ見ればちょうどいいでしょう。

ただし、2人分の荷物を収納できるスペースがなく、居住スペースに収納をおかなくてはいけないケースも多いです。

このような場合、住み始めたら思ったよりも部屋が狭く感じる可能性もあります。

また、リビング・ダイニング・キッチン以外の部屋が1つだと、プライベートな時間や空間を確保するのは難しくなります。

同居する人と生活スタイルが違ったり荷物が多かったりする場合は、2LDKの方が快適に暮らせるでしょう。

1LDKがおすすめな人

1LDKがおすすめなのは、以下のような人です。

  • 同居人が増える可能性がある人

  • 自宅に友達をよく招く人

  • 家で過ごす時間が多い人

  • リモートワークする人

将来、友人や恋人と同居する可能性がある人には1LDKがおすすめです。

特に、結婚を考えている相手がいるならば、まずは1LDKの家に同居して、入籍後に広い家へ移り住むと無駄な引越しをせずに済みます。

リビング・ダイニング・キッチンと寝室を分けられるので、自宅に人をよく招く人にも1LDKが向いています。

人を集めてホームパーティーをしたり友達を泊めたりしても、窮屈に感じないでしょう。

家で過ごす時間が多い人、リモートワークする人にも1LDKがおすすめです。

部屋ごとに用途が分かれていると、生活にメリハリが生まれるので、仕事もはかどります。

まとめ:1LDKは単身者にも2暮らしにもおすすめ

1LDKは、ひとつの居室+リビングとダイニング、キッチンがある間取りのことです。

賃貸の場合、1LDKは40㎡〜50㎡の物件が多く、ゆとりがある暮らしを送れます。

自宅に友達をよく招く人、家で過ごす時間が多い人、リモートワークする人には1LDKがおすすめです。

また、恋人と同居して結婚する可能性がある人は、1LDKが特に向いています。

同棲・結婚で引越す手間と費用を節約できるので、将来を見据えてマイホームを買うための資金を貯めるといいでしょう。

住まいに関するお悩みや疑問があれば、愛知県のハウスメーカー「フジケン」へご相談ください。

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