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リスクオン・リスクオフ

リスクオン・リスクオフとは

相場状況を表す言葉ですが、その詳しい内容や相場状況別にどういう投資行動が行われているかなど、学んでいきましょう。


リスクオンとは

【投資家がリスクを取る事、リターンを追求しやすい相場状況】
リスクの上に乗っている状況をイメージすると覚えやすいです。
主要先進国(欧米など)の景気が良好な時にリスクオンになりやすく、比較的リスクの高い株式や高金利通貨にもハイリターンを狙った資金が向かいやすくなるそうです。

安定的な経済状態ではハイリスクハイリターンな投資行動がとりやすいということです。

リスクオフとは

【投資家がリスクを回避する事、より安全な資産に資金が向かいやすい相場状況】
こちらはリスクオンの逆で、リスクをOFFする、リスクを取らないという事です。
経済状況が不安定な時にリスクオフになりやすく

最近で言えば

・中国の景気減速
・米中貿易摩擦
・中東の紛争や戦争
・香港のデモ
・コロナショック

といった出来事がリスクオフに繋がっています。

万が一に備えてリターンは低くても安全な金融商品が選ばれる状況です。


リスクオフで買われる金融商品

そしてリスクオフの時には以下の商品が買われやすくなります。
・債権(社債・国債)
・ドル
・円
・スイスフラン
・金(ゴールド)
これらの商品が選ばれやすい理由は
訳のわからない通貨や商品と比べてどちらの方が安全か?という天秤にかけた時、消去法的により安全な商品が選ばれるためです。

小次郎講師流リスクオン・リスクオフの見極め方

わが師の小次郎講師はリスクオンとリスクオフの時の投資行動を以下のように説明しています。

リスクオン → 株式投資をしても良い時期
リスクオフ → 株式投資をしてはいけない時期

株式は債権や金に比べて不安定な商品ですのでリスクオフ時には避けられる商品となりやすいのです。
ではそのリスクオンとリスクオフはどうやって見極めるのでしょうか?


見極め方 其の一

移動平均線大循環分析で判断(世界の株価)
リスクオン 「第1ステージを継続」
リスクオフ 「第4ステージを継続」
世界の株価を見た時にリスクオンの時には第1ステージの国が多く、リスクオフの時には第4ステージの国が多くなります。

見極め方 其の二

VIXチャートで判断
リスクオン 「20を下回る」
リスクオフ 「20を超える」
恐怖指数といわれるVIXチャートですが、これが20を超えた時には投資家が暴落の危険性を感じてリスクオフになります。
ちなみにリーマンショックの時にはVIXチャートが80~90(最高値)になっていたそうです。


見極め方 其の三

様々なチャートから判断
・通貨(ドル/スイスフラン円)
・米10年債利回り
・ゴールド
・原油
・COPPER

これらのチャートからリスクオン・リスクオフを判断することも出来るそうです。それぞれ説明すると

通貨(ドル/スイスフラン円) - リスクオフで買われる
米10年債利回り - 下がっているときには世界の景気がよくない、世界の景気のパロメーターになる
ゴールド - リスクオフで買われる
原油 - リスクオンで買われる
COPPER - 下がっているときには世界の景気がよくない、世界の景気のパロメーターになる

ということでした。


まとめ

今回はリスクオン・リスクオフについて解説していただきます。
ニュースに出てくるリスクオン・リスクオフには振り回されずに、株、為替、債券、コモディティといったチャートを見る事で、総合的に判断して、正しい投資をしていきたいものです。


私の師と仰ぐ小次郎講師の教えを参考にさせてもらってます。講師は動画などでもっと詳しく説明されてますので興味のある方は是非検索してみてください!


今回は以上になります。


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