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ダイバージェンス

ダイバージェンスは価格とオシレーター系指標を比較したときに現れる逆行現象のことをいいます。

チャート分析では有名な用語です。
では図を使って解説していきましょう。


売買サイン?

ダイバージェンスは英語では【相違、分岐】といった意味で、日本語では逆行現象とも呼ばれています。

では価格とオシレーターの動きが逆行している状態を図で見ていきましょう。

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価格は高値を切り上げていますが、下のオシレーターの値は高値から切り下がっているのが分かります。

これがダイバージェンスが起きている状況で、これが起きると一般的に「売りサイン」と言われています。

買いサインのダイバージェンスは

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安値が切り下がっていますが、オシレーターは安値を切り上げている状況です。

このように単純に売買サインと思われているダイバージェンスですが誤解です。


変化の兆し

ダイバージェンスを「盲目的に売買サインだと思っている人が多い」のですが、あくまでもダイバージェンスは価格とオシレーターが違う動きをしているという事で、変化の兆しと捉えるべきです。

なぜダイバージェンス=売買サインが間違いなのでしょう?
ここから詳しく説明していきます。

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なぜ起きるのか

まずダイバージェンスが起こる仕組みについて解説します。
ダイバージェンスが起きるオシレーター系指標にはRSIやストキャスティクスといったものがあり、大体のものが0~100の数値間で推移します。
つまり、上がり続ける価格と違いオシレーター系の数値には限度があるということです。

どんどん上がっていく価格と一緒に上がっていったオシレーター指標は上限に近づくに連れて穏やかになっていき、価格が少しでも下がるとドッと下がってしまうのです。

こうして、価格上場・価格下降の勢いがなくなった時にオシレーターはそれに反応して逆行現象を起こすのです。


売買サインの勘違い

こうしてダイバージェンスを見た多くの人が価格の勢いが無くなったという事は、上昇トレンドの終わりだ!とトレンドが終わり可能性を考えます。

これがダイバージェンスが売買サインとして働く理由なのです。
しかし、あくまでもダイバージェンスは相場の勢いが無くなったということで、勢いを無くした相場がもう一度勢いを取り戻すことも往々としてあります。

ですのでダイバージェンスを売買サインとイコールで考えるのは危険なのです。


ダイバージェンスが起きやすいオシレーター指標

オシレーター指標によってもダイバージェンスの違いがあります。
RSIやストキャスティクスといった指標は%で表されるので0~100の値を推移します。

それに対してMACDは移動平均線の差ですので、上限がありません。
ですので、ストキャスティクスやRSIと言った指標はMACDに比べてダイバージェンスが起こりやすいです。

こういった特徴から、相場の勢いが無くなったことを早く察知するにはRSIやストキャスティクスを見た方がいいということです。
ですが、早く察知できるということは騙しがあるので、確度を高めたいのであればMACDのダイバージェンスを確認するというのも1つの手という事です。


まとめ

今回は単純な売買サインと勘違いしがちな「ダイバージェンス」について解説しました。
ダイバージェンスが起こる理由から、オシレーターごとの違いなど難しい内容ですのでしっかり理解して使いましょう。


ダイバージェンスも、正しく理解してトレードに活かして下さい!!



私の師と仰ぐ小次郎講師の教えを参考にさせてもらってます。講師は動画などでもっと詳しく説明されてますので興味のある方は是非検索してみてください!


今回は以上になります。


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