今から25年ほど前。19歳の夏と20歳の夏の2回に分けて、四国八十八箇所を歩いて回りました。43日間。自分の人生の基点になったとも言える一人旅。過去のブログ記事にも残っていますが、こちらにも念のため、お遍路を回りながらつけていた日記を、アーカイブとして残しておこうと思います。誤字脱字もありますがそのまま掲載しておこうと思います。
今、45歳。四国遍路から25年も経ちました。2005年と2007年に関連する記事を書いてから数えても20年近く経っています。日記は最後の7日分しかブログ記事には残っていません。何処かにそれまでの36日分の日記が残っているのかもしれません。
人生を88年と考えるならば、私はいま45年。第四十五番札所岩屋寺辺り。修行の道場と言われる高知県を越え、これからは愛媛県を歩くことになります。この岩屋寺があるのが、久万高原というところですが、目の前一面に黄金色のススキが広がる場所でした。私は今でもあの光景を思い出します。四国お遍路には様々な景勝地がありますが、私が最も印象的だったのがこの久万高原のススキの原でした。ここからの旅は、きっともっと楽しくなると思います。あと、八十八箇所を回り終えることを「結願」といいますが、最後、高野山金剛峯寺に登ってはじめて「満願」となります。まだ私はこちらに行くことができていません。時間を作り、25年越しの「満願」を果たしたいと思います。
◇筆者プロフィール
藤井哲也(ふじい・てつや)
株式会社パブリックX 代表取締役/SOCIALX.inc 共同創業者
1978年10月生まれ、滋賀県出身の45歳。2003年に若年者就業支援に取り組む会社を設立。2011年に政治行政領域に活動の幅を広げ、地方議員として地域課題・社会課題に取り組む。2020年に京都でパブリック Xを第二創業。2021年から東京でSOCIALXを共同創業。
京都大学公共政策大学院修了。日本労務学会所属。議会マニフェスト大賞グランプリ受賞。グッドデザイン賞受賞。著書いくつか。
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