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藤井満
2021年11月1日 15:02
旧五個荘町(東近江市)の近江商人の里は田園集落だった(https://note.com/fujiiman/n/nbf9366b85d77)。近江商人の出身地は、そのほかにいくつかある。なかでも一番古いのが近江八幡だ。すっきりきれいになった中心街 JR近江八幡駅を降り、駅前通りを八幡山に向かって歩く。30年前に来た時はちょっとすさんだ町というイメージだったが、彫刻などの作品が点在し通り
2021年10月9日 06:59
住吉大社は熊野古道を歩く途中立ち寄った。古道は住吉大社の東にあり、裏口から参拝する形になった。 今回、住吉大社が北前船と深い関係があると聞いて再訪することにした。住友の基礎をつくった江戸時代の銅産業 南海電鉄の住吉大社駅をおりると住吉大社正面の参道だ。「住友燈籠」という石灯籠が並んでいる。。江戸時代の大坂は銅の精錬や銅貿易の中心であり、その中核が住友家だった。銅は愛媛の別子銅山から運ば
2021年9月15日 18:33
岩にしみいるセミとは? 閑さや岩にしみ入る蝉の声 有名な松尾芭蕉の句は「山寺」と呼ばれる山形市の立石寺で詠まれた。 斎藤茂吉はこの蝉をアブラゼミと主張し、小宮豊隆は「しみいる」というのはアブラゼミに合わないことや、詠まれた日は7月上旬でアブラゼミは鳴いていないとして、ニイニイゼミであると主張した。茂吉は後に自説の誤りを認めた。 京阪神では温暖化の影響で、シャンシャンシャンと狂ったように
2021年9月25日 13:20
ネットと市町村史 ネット上には情報があふれているが、問題意識をもたずに漂うのは、分厚い市町村史を頭から通読するのに似た徒労感に襲われる。でも具体的な関心や疑問、「調べたいこと」があれば市町村史もインターネットも一転して有益な情報源になる。 ある土地の「調べたいこと」を得るには歩くのが一番だ。できることなら目的地だけではなく、周囲の3、4キロは散策したい。寺社と水路が美しい金堂の街並み 北