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『知識バカ』になってると思ったら

前回、目が肥えているパターンの対処法について書きました。


一方で、理論ばかりで絵を描く経験が伴わない人や、技術はあるけど絵の良し悪しに鈍感で「上手いけどバズらない」という人もいます。

初心者さんにもあるあるですが、色々基礎やメイキングを調べてはいるんだけど、なんか絵が堅苦しくて思うように評価されないという経験、覚えがあるかもしれませんね。


今回は、頭で考えすぎて「見る力」や「描く力」が乏しい人に対する対処法です。



「見る力」と「描く力」が重要


前回絵を書くには「見る力」「描く力」「考える力」だと話しましたが、知識バカというのはこのうち「考える力」だけが優位になっている状況です。

となれば、答えは簡単で「見る力」「描く力」を鍛えれば良いんです。


クロッキーや落書きで手を動かす


初心者さんの場合、重点的に鍛えるべきは「描く力」です。

とにかく手を動かしましょう。クロッキーでもデッサンでも、あるいは落書きでも何でも良いので「考えなくても描ける」という状態になるまで描きまくった方が良いです。


線がガタガタだったり、堅苦しいうちは全然描く経験が足りていないと思ってください。まずは、キャラクターを描くのに「線が下手」と思われない程度に描きまくることをオススメします。

1日にたくさんやると疲れるので、毎朝クロッキーをしたり、週末に半日だけデッサンをしたり、継続してコツコツやるのが良いと思います。


良い絵を見て分析する


知識バカと言えば、「知識ばかりで描けない人」というイメージですが、実は「描ける人」でも知識バカになりえます。それが「デッサン的に正しいけど、魅力のない絵を描く人」です。


なぜ魅力がないのかというと、「正しく描く」という理論に固執しすぎて、世の中のトレンドや他人が良いと思う絵への理解が浅いことが原因です。なので「見る力」を鍛える必要があります。

具体的には、自分よりいいねのついている絵を見て、なぜいいねされるのか言語化してみると良いと思います。まずは良い作品にたくさん触れるところからはじめるのが良いですね。



すでに知識の重要性がわかっているなら、上達まではそれほど遠くないと思います。

とはいえ、知識重視だったけど、落書きしまくった結果逆に知識への理解が少なくなるというパターンもあるので、そうなったらまた知識を重点的に勉強しましょう。


絵は足りない能力を補うようにしていくと、早く成長できるようなので。

というわけで今回は以上です。お互い頑張りましょう!



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