初心者にオススメのクリスタ初期ペン
たまに、絵を描いている時の使っているペンの種類や設定について聞かれることがあります。
もちろん、イラストによってはペンの癖が強く影響していたりもしますが、個人的には初心者さんはそこまでこだわる必要はないと考えています。
なぜなら、ほとんどのお絵描きソフトでは、初期ペンの設定でも十分描きやすいからですね。特にクリップスタジオの場合、良いものが揃っているので上手く調整することですぐに使いやすいペンツールが完成します。
今回は、状況に合わせて、使いやすいツールを紹介したいと思います。
ラフ
ぶっちゃけ何でもOKです。
「鉛筆」で描くのが主流ですが、僕はまず太さが一定の「ミリペン」でラフを描いてから、鉛筆でより細かなラフを起こすこともあります。
強弱のある線画
強弱のある線画の場合、ペンツールの中にある「Gペン」を使いましょう。細めの滑らかな線画が描けます。リアルGペンの場合は少しガサついた線になるのでそこはお好みで。
上手く強弱が表現できない時は、筆圧調整をするよりも、描いたり削ったりしながら線画を整えた方が楽なことが多いです。
手が慣れず綺麗に線が引けない時は、手ぶれ補正の数値を上げるとかなり使いやすくなります。
太さが一定の線画
太さが一定の線画が描きたい時は、ペンツールの「マーカー」タブ内にある「ミリペン」がオススメです。ちびキャラやスタンプイラストなどは、こちらを使うと良い感じに描けると思います。
ちなみにドット絵を描く場合、ドットペンを使うと1pxで描画できるので便利です。
ベタ塗り
続いて塗りですが、ベタ塗りの場合「Gペン」がオススメです。筆圧により細かな塗りの調整ができるので塗りやすいですね。
ただし、手ブレ補正をオンにすると逆に塗りづらくなるので注意してください。
個人的にはGペンツールを複製し、手ぶれ補正ありの線画用と、手ブレ補正なしの塗り用に分けるのがオススメです。
ぼかし塗り
ぼかすような塗りは「エアブラシ」ツールをオススメします。ベタ塗りしてからぼかしツールでも良いですが、エアブラシの方がより直感的です。
個人的には「投げなわ選択」と合わせて範囲選択してからエアブラシを使うと、初心者さんにありがちな全てがボヤけた塗りから卒業できると思います。
投げなわ選択は癖が強いですが慣れると色んな場面で使えるので、セットで覚えるのがオススメです。
ムラのある塗り
ちょっとアナログ風なムラのある塗りがしたい時は「不透明水彩」がオススメです。ベタ塗りをした後に、透明色で不透明水彩を使えば、簡単にアナログっぽくできるのでオススメです。
※新しいバージョンだと初期ツールにないようなのでこちらからダウンロード
透明水彩だと水彩境界の制御が難しいので、ガチの水彩画が描きたい人以外には、あんまりオススメできないです。
(おまけ) アナログ的な雰囲気を追加する方法
というわけで以上です。
使いやすい初期ツールの紹介でした。
以降は、ちょっとしたオマケ。クリスタの機能だけで簡単にアナログっぽい紙質を追加する方法です。
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