[映画]男はつらいよ 50 お帰り寅さん

男はつらいよ 50 お帰り寅さん

1969年に第一作が公開された「男はつらいよ」
50周年にして、22年ぶりの新作です。
もちろん監督は山田洋次さん。

倍賞美津子さんや前田吟さん、吉岡秀隆さん、佐藤蛾次郎さんなど、当時のキャストがそのまま出演。
マドンナ役としては、後藤久美子さんと、浅丘ルリ子さん。

そのキャストたちが、今を暮らしながら
ふとした拍子に寅さんのことを思い出しながら、ストーリーが進んで行くシステム。

やっぱりいいですね。寅さん。
僕は劇場では一作も観れませんでしたし
子供の頃は、あまり面白さが分かりませんでした。

それがおじさんになり、ふとした時にテレビで寅さんを見た時。
笑っている自分がいました。

僕なんかがこの映画の魅力を簡単に語れませんけど
今もなお、たくさんのファンがいる理由が、やっと分かった気がしました。

渥美清さんはやはり、稀有な俳優さんで。
笑っているのに、本当は泣いていたりツラかったり。
それがもう、たまらなくて。

ただ告知を観ていると、CGを駆使して寅さんが…的な感じだったので
もっとがっつり出るのかと期待していて。
そういう意味では、少し肩透かしではありました。

そんな前知識なしで観れば、ちゃんと楽しめたのになと、少し後悔しつつも。
やはり見終わった後には、寅さんの魅力を再確認し、涙を流しておりました。

エンドロール後、自然と拍手が起こっておりました。
もちろん僕も。

素敵な映画でした。
生の寅さんに会いたかったなあ。

僕はこの作品が2019年の映画納めでした。
ありがとう寅さん!

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