貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 196 クオリティーを維持できず、客単価が低い問題(大型店の問題点)第2弾 教育のプロジェクト化

 スタッフ数が増えれば増えるほど、店舗数が増えれば増えるほど、サロンや美容師のクオリティーを維持するのが難しくなってきます。
『悪くはないけど、特別優れているわけでもない‥』というスタッフがどんどん増えて、いつの間にか、こだわりのあったサロンから普通のサロンへと後退してしまう事って、大型店舗ならではお悩みかも知れませんよね。

 『悪くはないけど、特別優れているわけでもない‥』が大半を占めるようになってきた過程の中では、そのスタッフの中には、個性的なできるスタッフも混じっていたと思います。
 ところが、足並みを揃えることを強要され、出る杭は打たれ、結局、サロンの普通化に歯止めがかからない状態になることがあります。
 個性的なできるスタッフは、美容師としてのポテンシャルが高いにもかかわらず、もったいない話ですよね!
 かといって、店長に抜擢するほど人望もなく、協調性に欠けているスタッフも中にはいますよね。本当にもったいない話だと思います。

 そこで、その個性的で美容師としてのポテンシャルの高いスタッフに、活躍できる場を設けることができるのであれば、それに越したことはないですよね。

 その方法とは、ズバリ、教育のプロジェクト化です。

 具体的には、教育を分類して、その項目に優れたスペシャリストを発掘するやり方です。

  • シャンプーならシャンプーのスペシャリストを集めたプロジェクトチーム

  • パーマならパーマのスペシャリストを集めたプロジェクトチーム

  • カラーならカラーのスペシャリストを集めたプロジェクトチーム

  • リラクゼーションならリラクゼーションのスペシャリストを集めたプロジェクトチーム

  • 接客なら接客のスペシャリストを集めたプロジェクトチーム

  • 撮影なら撮影のスペシャリストを集めたプロジェクトチーム

 今まで、足並みを揃えることを強要されてきた『美容師としてのポテンシャルが高いスタッフ』を発掘して、活躍の場を作るやり方です。

 そのチームを編成し、上手に機能させることができれば、こだわりに欠けていた教育からの脱却が可能になりますよね。

  この教育のプロジェクト化が実現できれば、スタッフが増えれば増えるほど、スペシャリストを発掘できますので、大型店の弱みから、逆に強みに変わりますよね。

 スペシャリストを発掘するほどのスタッフ数が少ない場合には、そのプロジェクトの技術項目が好きなスタッフを募集されるといいと思います。

 『好きこそ物の上手なれ』です。好きなスタッフを集めて、研究させたり、会社の代表として講習に参加させたり‥スペシャリストを育てることも、大事だと思います。

 スペシャリストを発掘、育てることによって、クオリティーの維持や客単価の維持に繋がると思います。

 如何でしょうか!?


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